大阪市：安土町地下駐車場

収益等の状況について

・①収益的収支比率は、黒字であれば100％以上となる指標です。類似団体と比べて同程度の水準で推移しておりますが、H30は設備更新が多額であったため、低い水準となっておりますが、R2以降はコロナ影響により水準を下回っております。・②③他会計補助金は発生しておりません。・④売上高GOP比率は、施設の営業に関する収益性を表す指標です。類似施設と比較し、R2は大きく上回っております。・⑤EBITDAとは、営業収益と同様、その経年の推移を見て企業の収益が継続して成長しているかどうかを判断するための指標です。類似施設と比べて低い数値で推移しておりますが、H30が低い数値であったのは、設備更新が他の年度と比較し多額であったためです。

資産等の状況について

・⑦安土町地下駐車場は、現時点において周辺の駐車需要を充たすために必要な施設であり、駐車場用地以外の用途転用は予定していません。・⑧設備投資見込額は、今後10年間で見込む建設改良費・修繕費等の金額です。安土町地下駐車場については、今後駐車場収入で更新費用を賄ったうえで収支黒が発生していく見込みです。・⑩企業債の残高はありません。

利用の状況について

・⑪収容台数に対する一日当たり平均駐車台数の割合をいいます。類似施設と比べて数値が低くなっておりますが、大阪市内の繁華街に位置しており、長時間利用の車両が多いことが要因です。また、R2以降はコロナ禍の影響により減少しております。

全体総括

・各種利用促進策を実施し、収益増に向けた効率的な駐車場運営を行っています。・収支状況は、上記のとおり、類似施設と比較して低い水準であります。今後も機械設備の更新工事費等管理コストは多額であると考えられます。また、コロナ禍の影響により減少していることから、周辺商業施設との提携や、適切な料金設定を行うことで、収益をさらに増加させるとともに、更新工事の時期、内容を精査し、維持管理コストを適切な水準に抑え、収支向上を図ってまいります。・安土町地下駐車場は、大阪市駐車基本計画を基に市内の路上駐車違反防止のため本市が管理運営を行っており、今後も同目的達成のため、本市が管理を継続していく方針です。・なお、同駐車場の収支差額金は、道路公社解散の際に起債した第三セクター等改革推進債の償還財源となっております。