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地域において担っている役割「人中心の医療」を理念に、地域に根ざした地域完結型医療に取り組んでいる。一般病床(地域包括ケア病棟を含む。)、療養病床(医療型)、回復期リハビリテーション病棟及び訪問看護ステーションを有し、急性期から在宅医療まで継続した総合的な治療を行っている。地域がん診療連携拠点病院としてがん疾患や、心臓疾患、脳血管疾患に対する高度な医療を提供するとともに、地域医療支援病院として病診連携の強化にも取り組むなど地域医療における重要な役割を担っている。また、ヘルスケア研究センターを有し、健診業務を通じて地域住民の予防医療に取り組んでいる。 |
経常収支比率医業収支比率累積欠損金比率病床利用率入院患者1人1日当たり収益外来患者1人1日当たり収益職員給与費対医業収益比率材料費対医業収益比率 |
経営の健全性・効率性についてコロナ対策による国補助金の終了により①経常収支比率が94.4%となり、⑨累積欠損金比率についても41.8%と前年度より悪化した。また、コロナ禍により減少した患者数の戻りが弱いものの、医業収益が改善し②医業収支比率が92.3%と前年度よりやや持ち直した。医業収益が伸びたことから⑦職員給与費対医業収益比率については56.7%と前年度より改善した。⑧材料費対医業収益比率については患者増・物価高騰を受け、32.3%と前年度より悪化している。入院・外来患者単価はいずれも上昇し(⑤・⑥)、引き続き過去最高の医業収益に寄与した。なお、④病床利用率については、休床やコロナ対応により一部閉鎖した病棟分を除いた稼動病床数で算出すると、一般病床の利用率は82.6%となる。また、⑤入院患者1人1日当たり収益については、一般病棟のほか、療養病棟、回復期リハビリテーション病棟の入院患者単価が含まれている。一般病棟の入院患者単価は75,155円、療養病棟は21,385円、回復期リハビリテーション病棟は34,342円となり、いずれも前年度より上昇している。 |
有形固定資産減価償却率器械備品減価償却率1床当たり有形固定資産 |
老朽化の状況について本館は竣工後20年を経過し日々の維持管理や部分的な修繕では病院機能を維持することが困難な状況となっていたことから、手術や救急部門及び集中治療室などは、平成27年度に診療支援棟を増築し本館の高度医療施設の移転・増強を実施した。また、令和元年度から実施していた本館の「大規模改修事業」が令和3年10月に完了し、病棟機能強化の充実により患者が安心して療養できる環境が整った。また、平成31年1月に電子カルテシステムを更新、令和2年11月からヘルスケア研究センターを移転・リニューアル、令和3年5月には内視鏡センターを拡充オープン、令和4・5年度に別館空調改修工事の実施、令和5年7月にリニアック装置の更新及び同11月に診察室の増設を行い放射線治療センターをリニューアルした。令和6年3月には循環器患者の増加を受け血管撮影装置及び専用室を新設するなど、医療需要に応じたより一層の患者サービスの向上に努めている。 |
全体総括常勤医師確保や医師の働き方改革を見据えた医療スタッフの拡充は進んできているものの、経年劣化する施設設備更新への対応やコロナ禍・人口減少による患者数の減少などの影響により厳しい経営状況が続いている。こうした中においても、公立病院としての社会的使命を果たすため、地域ニーズに沿った医療を安定的かつ継続的に提供できるよう診療体制の充実に努めた。今後とも、長浜市病院事業中期経営計画に基づき経営改善に向けた取組を推進し、地域医療機関との連携と協力を推進していくとともに「高度急性期から慢性期まで地域で完結できる医療を提供できる地域完結型医療の推進」や「核となる医療を提供できる病院づくり」など、医師の働き方改革や常勤医師確保に向けた取組を最重要課題として、地域住民に安心・安全の医療を提供できる魅力ある病院づくりに努めていく。 |
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