経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率は100%を超え、⑤経費回収率は平均を上回り、また、④企業債残高対策規模比率及び⑥汚水処理原価は平均を下回っている。これは有収水量が増えたこと及び、一般会計からの繰入金を見直したことによる。⑧水洗化率について平均を下回っているが、供用開始から年数が浅く接続が進んでいないこと及び、毎年度供用開始区域を拡大していることが原因となっている。10年概成に向けて今後更に区域が拡大することから伸びは鈍化すると見込まれるが、接続促進を行い水洗化率の向上に努める。
老朽化の状況について
平成15年度から管渠等の整備を行っており、整備から年数がたっていないことから老朽化はあまり進んでいない。定期的に検査を行い長寿命化に努める。
全体総括
県が主体となる日光川下流流域下水道に接続しており、平成22年3月末の供用開始から6年を経過している。適切な維持管理の手法について近隣市町村と情報共有を図りながら縮減に努め、今後更に区域が拡大することから水洗化率の伸びは鈍化すると見込まれるが、接続促進を行い水洗化率の向上に努めることで各数値の改善を図る。また、平成28年度に経営戦略を策定し経営の透明化を行う。