収益等の状況について
収益的収支比率は54.9%であり、前年を大きく下回っていますが、これは隣接する郡上市産業プラザの建築に当たり、当該駐車場の出入口付近を占用することとなったため、約1年間にわたり無料営業としたことによるものです。平成30年度以降は通常営業となるため平年レベルに戻ると思われます。売上高GOP比率の下落についても同様の理由によるものです。
資産等の状況について
現在運用している料金精算システムが導入から15年を経過し、部品等の生産終了に伴い修繕が困難となっている状況が見込まれます。このため今後の運用を検討する必要があります。
利用の状況について
例年低い稼働率ではありますが、平成29年度については郡上市産業プラザの工事により、営業日が数日間であったことから、特に低い稼働率となりました。例年にあっては4月から10月の期間の土日祝日のみの営業するという運用形態でありましたが、今後は通年を通しての営業を行うなどの検討を行います。いずれにしましても、当該駐車場は住民サービスとしての駐車場機能や市職員駐車場としての使用もあるため、今後も継続して必要な駐車場となります。
全体総括
平成29年度は隣接する郡上市産業プラザの建築工事のために駐車場を開放せざるをえなかったため、例年よりも低い稼働率となっていますが、平日においては市役所職員駐車場としての利用や本庁舎や本庁舎隣接市有施設の駐車場としての利用がある点、また、近隣に当該駐車場以外の大規模な駐車場が整備されていないため、夏季の繁忙期においては観光駐車場として必要な点などから、今後も設備の更新等を含めて維持していく必要があります。