経営の健全性・効率性について
人口減少による年間有収水量減少により、汚水処理原価が直近3年で大きく上昇している。水洗化率100%であることから、水洗化率向上による料金収入の向上は見込めない。さらに、経費回収率が100%未満であり、一般会計繰入金により賄われている現状にある。当該施設は中山間地域に点在していることから統廃合が難しく、また、人口が少ない地区であることから経費回収率の向上は難しいが、汚水処理経費の見直しに努める。
老朽化の状況について
供用開始が一番早い(平成7年)管渠は23年経過しており、標準耐用年数50年を経過している管渠は無い。施設の長寿命化を図り計画的な修繕や設備更新を行うことで、経費削減を目指す。
全体総括
事業規模が小さいことから経費回収は難しいが、経費を抑制しつつ、効率的な維持管理に取り組む。経営戦略:策定済