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財政力指数は0.74で、類似団体の平均を上回っています。今後も歳出の徹底した見直しと歳入確保を行うことにより財政の健全化を図り、中長期的に安定した財政運営に努めていきます。
経常収支比率は97.5%で、21年度より2.2ポイント上昇し類似団体の中で最も高い数値となっています。経費別では、扶助費は平均を下回っていますが、公債費や人件費などが高い率となっており、特に公債費は類似団体の中で最も高い数値となっています。緊急財政対策として、区民への影響度及び事業実施の緊急度等の観点から廃止・休止を含めた事業の見直しを行うことで歳出を抑制し、財政の弾力性を確保できるよう取り組んでいきます。
人口1人当たり人件費・物件費等決算額は類似団体平均を上回っています。これは人件費の平均が類似団体平均を上回っていることが主な要因であることから、事務事業の見直しや民間委託の推進、非常勤職員の活用等、執行方法の改善により、簡素で効率的な執行体制を確立していきます。
ラスパイレス指数は、国を0.1ポイント上回っています。職務・職責を的確に反映した給与制度の推進により年功的な給与上昇を抑制し、合わせて各種手当の見直しを進め、引き続き、給与の適正化に努めていきます。
職員数については、16年度から20年度までの5年間で、総数の10%程度である265人の削減を目標とし、職員定数の適正化に取り組みました。その結果、必要な部署へ職員を配置しながら、目標の106.4%となる282人を純減しました。21年度から23年度の職員定数計画では、さらに140人の削減を目指しており、21年度と22年度を合せて合計107人を削減しました。今後も人件費の抑制に努めていきます。
地方債の償還が進んでいるため、22年度は21年度より10.4ポイント改善して-42.0%となり、表示上は20年度に引き続き「-%」となっています。今後も、地方債の発行の必要性を十分精査し、抑制に努めることで、数値の維持を図っていきます。
人件費は35.9%で、類似団体の平均を上回っています。派遣職員の見直しなどで職員数の削減を行い、前年度比で1.6%、3億3千万円余の減となりましたが、特別区民税等の歳入経常一般財源も減となったため、前年度に比べ0.9ポイントの増となりました。
物件費は21.0%で、類似団体の平均を上回っています。前年度比で1.3%、1億5千万円余の減となりましたが、特別区民税等の歳入経常一般財源も減となったため、前年度に比べ0.6ポイントの増となりました。
扶助費は11.7%で、類似団体の平均を下回っています。子ども手当の親設や保護費の増などにより、前年度比で16.1%、9億3千万円余の増となったため、前年度に比べ2.0ポイントの増となりました。
その他は9.5%で、類似団体の平均を上回っています。主に、繰出金の減により、前年度比で0.5%、2千万円余の減になりましたが、特別区民税等の歳入経常一般財源も減となったため、前年度に比べ0.6ポイントの増となりました。
補助費等は7.0%で、類似団体の平均を上回っています。団体補助の減などにより、前年度比で10.2%、4億5千万円余の減となったため、前年度に比べ0.4ポイントの減となりました。
公債費は12.4%で、類似団体の平均を上回っています。償還が進むとともに新たな起債を抑制した結果、前年度比で14.5%、12億円余の減となったため、1.5ポイントの減となりました。
公債費以外は85.1%で、類似団体の平均を上回っています。人件費、補助費等、繰出金などは減となる一方、子ども手当の新設や保護費などが、前年度比16.1%、9億3千万円余の増となったことにより、前年度に比べ3.7ポイントの増となりました。