経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率については、右肩上がりで上がっており経営改善に向けた取組の成果が出ている。④企業債残高対事業規模比率については、平成22年度より減少傾向にあるが、全国平均と比較すると高い比率となっている。⑤経費回収率について、右肩上がりで改善されている、しかし全国平均と比較すると低い水準にある。⑥汚水処理原価については、ほぼ150円で推移しており、全国平均と比較しても同じ水準にある。⑧水洗化率については、右肩上がりで推移しているが、全国平均と比較すると低い水準にある。②、③、⑦については該当なし。
老朽化の状況について
③老朽化の改善については、50年を経過している管渠はなく、管渠の更新投資額は少ない状況にある。①、②については、該当なし。
全体総括
1.経営の健全性・効率性については、収益的収支比率、経費回収率及び水洗化率は右肩上がりで推移しており、今後も引き続き、向上を図っていく必要がある。また、下水道の経営健全化を進めるにあたり、定期的な使用料の見直しを行うなど安定した経営を行えるように事業を進めていくことが大切である。2.老朽化の状況については、昭和49から汚水管渠の整備を行っており、50年を経過している管渠はない。また、昭和60年代には急速に下水道管渠の整備を行っており、平成40年代後半には管渠の更新費用が増大することが予想される。