熊本県球磨郡公立多良木病院企業団:多良木病院の経営状況(2019年度)
熊本県球磨郡公立多良木病院企業団が所管する病院事業「多良木病院」について、2019年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
収録データの年度
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経営比較分析表(2019年度)
地域において担っている役割
へき地医療拠点病院として、急性期から亜急性期・在宅医療・訪問看護までを提供しており、地域包括ケアシステムの実現を目指している。また、病診連携や介護連携等の中核としての役割も担っている。診療圏内では唯一の救急外来やCT・MRI等の高度医療等の不採算部門や、槻木診療所や古屋敷診療所等の山間部へ医師派遣も行い、へき地の医療確保を担っている。近年は災害や感染症等においても県や地域と連携して医療確保等を担っている。
経営の健全性・効率性について
20年以上継続黒字経営の結果、剰余金等には余裕がある状況だが、ここ数年は赤字が続き現金預金の減少となっている。内科医師数が回復したことによりH28年度に黒字転換できたが、H29・H30年度は包括病棟の基準達成や緩和ケア病棟開設に向け、リハビリ・看護師の大幅増員等により人件費が増大し赤字となった。常勤医師と地域人口の減少もあり、入院外来患者・病床利用率引き上げや医療スタッフ確保育成が課題となっている。その中で、H30年6月に休床中の病棟を緩和ケア病棟10床として再開でき、平均入院単価は2千円程度向上し、病床利用率も改善してきた。
老朽化の状況について
平成21年度に病棟新築及び医療機器導入等を行っており、築30年以上経過していた本館(旧館)も改修を行っている。器械備品においては、H21年度導入したMRI・電子カルテ等の高額機器の償却が完了し器械備品減価償却率が高くなっているが、毎年1億円程度の器械備品入替を行っている。R1年度には電子カルテのリプレイス及び老健施設空調・給湯・照明設備改修工事等もあり、5億円以上の投資を行った。200床未満の病院でありながら救急医療・高度医療・へき地医療を一手に担っているため、1床当たり有形固定資産額は高くなっている。
全体総括
現状、現金等の流動資産には余力がある。平成29年度は病棟再編(包括ケア病床の病棟化)や看護師・セラピスト等の増員を行い、入院単価増や医療の質向上を目指し、H30年度は入院単価で2千円程度増加した。また、入院患者数も徐々に上昇し経営改善ができてきた。今後、医療スタッフ確保や地域人口の減少対策、本館(旧館)の大規模改修などの問題が考えられるため、新改革プランの見直しを実施し、病床縮小・再編も視野にいれながら中長期計画を検討していく予定である。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
多良木病院の2019年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の球磨郡公立多良木病院企業団リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。