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熊本県菊池市:個別排水処理の経営状況(2022年度)

🏠菊池市

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経営比較分析表(2022年度)

経常収支比率

収益的収支比率

累積欠損金比率

流動比率

企業債残高対事業規模比率

経費回収率

汚水処理原価

施設利用率

水洗化率

経営の健全性・効率性について

①経常収支は100%越えを維持している。これは経常費用の不足分を一般会計からの繰入金で賄っているためである。昨年度より大幅に減少しているのは加入者減によるもので、加入者の増減がない限りは本年度と同水準で今後も推移していくと考えられる。②累積欠損金比率は0と良好であるが、これは一般会計からの繰り入れを行っているためである。③流動比率は100%を上回ることから支払能力は高く、短期的な支払い能力を確保できている。④企業債残高対事業規模比率は、全額を一般会計からの繰入金で賄う状況であるため、改善を図る必要がある。⑤⑥経費回収率は現在、総収益においては一般会計からの繰入金に大きく依存しており、汚水処理費の約46%程度しか使用料で賄うことができていない。また、汚水処理原価は年々増加傾向にあり、類似団体と比較しても高いことから、維持管理費の削減といった経営改善が必要と言える。

有形固定資産減価償却率

老朽化の状況について

有形固定資産減価償却率について、本市はR2年度の法適用から間もないため類似団体よりも低くなっている。今後は計画的な更新等を行う必要がある。

全体総括

本事業は受益戸数が少ない地域で行われるため、今後の更なる人口減少により使用料収入の増加は見込めず、繰入金への依存が今より高まるものと考えられる。適正な使用料の設定、経営の改善が必要である。今後も引き続き、下水道事業経営戦略に基づき健全経営に努める。

出典: 経営比較分析表,

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