事業・施設概要
| 都道府県 | 香川県 | 経営主体 | 綾川町 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A6 | 行政区域内人口 | 23,524人 |
| 現在給水人口 | 22,952人 | 給水区域面積 | 5,663ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
給水収益により、年間総費用のほとんどが賄われており、経常収支比率、料金回収率共に安定的に推移している。ただし、上記2項目共に類似団体平均値と比較しても高い数値であり、比率は100%以上となっているが、今後の老朽管等整備状況を踏まえ、給水収益の増加は見込めないことから費用削減に取り組んでいく必要がある。平成26年度の会計制度の改正に伴い流動比率は大きく下がり、企業債残高対給水収益比率は緩やかに減少しているが、これからの既設管路等における修繕費の増加及び建設改良費の増加により新規の企業債借入による償還金が増えることにより、流動比率の低下及び企業債残高対給水収益比率の増加が懸念される。給水原価については全国平均からみても高水準で推移し、27年度の比率が前年度より大きく増えているのも、既設管路等にかかる修繕費の増加により悪化している状況である。よって、耐用年数の経過した既設管路等の更新を計画的に行っていく必要がある。施設利用率については、類似団体と比較して上回っており、夏場の最大稼働率が約75%となる時もあり、配水量に対して適正な配水能力による稼動状態である。また、有収率についても類似団体平均値より高い率での推移ではあるが、年々低下傾向にあることから、メーター不感水量、漏水等の増加等が考えられる。
老朽化の状況について
類似団体平均値と比べて、減価償却率はほぼ同じ状態で推移しているが、これからの管路更新率の推移によっては高い償却率での推移が予想される。管路経年化率は類似団体平均値と比較しても低い推移ではあるが緩やかに上昇している状況であり、高度経済成長期に布設した配水管等が一気に耐用年数を超過し、経年化率が悪化することが想定される。また、現在の管路更新率は毎年1%に満たない状況であり、理論上管路更新工事完了が100年経過することになり、管路等の老朽化率の更なる悪化が懸念されるため、基幹管路において、修繕等も多く、また断水時のエリアが広い管路線から優先して更新を進めていく予定であるが、類似団体平均値よりも低い状況である。
全体総括
老朽化による施設更新時期を迎えるにあたって、固定資産修繕費の増加及び更新費用の増大等含め、これまでの事業経営の維持が難しくなることが予想される。そのため、収益増加対策及び施設修繕に伴う費用増加対策の検討が必要となるため、料金見直し等も含め、施設の老朽化対策に伴う更新費用の平準化が図れるよう管網整備等も含め中長期的な財政計画及び管路等更新計画をたてることにより、水道事業経営を健全経営可能なものとしていく必要がある。なお、耐塩素性病原生物のクリプトスポリジウム等対策のため、平成28年度及び平成29年度の2ヵ年で羽床中継施設内において紫外線処理施設を建設中であり、平成30年度より配水開始予定である。な観点から維持管理費と建設事業費の見直しを随時行い、公共下水道事業の経営を持続可能なものとしていかなければならない。
経営状況
収支構造
総額6.1億円
総額5.2億円