事業・施設概要
| 都道府県 | 香川県 | 経営主体 | 善通寺市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A5 | 行政区域内人口 | 32,717人 |
| 現在給水人口 | 32,675人 | 給水区域面積 | 3,993ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
経常収支比率、流動比率、料金回収率について、すべて100%を上回っていることから、現在のところ経営状態は概ね良好である。なお、平成26年度に流動化率が大きく低下しているのは、年度末に大規模工事の未払金が一時的に生じたためである。また、有収率は年々低下しているが、これは配水管の老朽化に伴う漏水の増加によるものである。一方、企業債残高対給水収益比率は類似団体との比較では極端に低いが、本市は内部留保資金を有効活用して、企業債の発行をなるべく抑える運用方針で事業を運営してきたことから、企業債残高が少ないことによるものである。給水原価は類似団体より低いが、本市は地下水への依存度が高く、良質な地下水が取水できることから、浄水処理にかかる経費が低く抑えらえれていることによるものと考えられる。施設利用率は、類似団体平均より高いが、これは本市は浄水場が1箇所だけであることから、もともと施設の遊休時間も少なく、施設を有効活用しやすい環境にあることによるものと思われる。今後の課題としては、人口減少に伴う有収水量の低下による給水収益の減少、水道施設の老朽化に伴う更新事業費の増大などが挙げられる。これらの課題に対応していくため、平成30年4月の香川県内の水道事業広域化を目指して、香川県広域水道事業体検討協議会において、現在様々な協議を進めているところである。
老朽化の状況について
類似団体平均との比較において、有形固定資産減価償却率及び管路経年化率については、本市は高い状況となっていることから、管路経年化率は類似団体よりも少し進んでいる状況である。とりわけ、平成27年度においては前年度より大きく上昇した。一方、管路更新率については、類似団体平均より少し高くなっているが、これは本市の面積がそれほど大きくないことから、全体の水道管の延長距離もそれほど長くないため、老朽管の更新距離に対して更新率が高くなる傾向にあることによるものと思われる。水道管の経年化はこれからさらに進んでいくと思われるため、管路の布設環境や布設時期のほか、広域化における更新基準などを考慮しながら、効率的な管路更新計画を立てて、計画的に老朽化した水道管の更新工事に取り組んでいきたい。
全体総括
現在のところ経営状態は概ね良好であるが、管路の経年化は類似団体より多少進んでおり、今後は適切な更新計画をたてて管路の更新に取り組んでいくことが大切であると思われる。将来は人口減少により有収水量がさらに低下し、料金値上げ以外の方法では料金収入の増加が見込めない状況において、経年化した老朽管路の更新工事により増大する事業費にどう対応していくのかは、本市の水道事業における今後の重要な課題である。このような課題に対応するため、現在検討している県内の水道事業広域化は有効なものと思われる。本市も、他市町の水道事業者と水道事業広域化について協議を行い、水道事業が抱えている課題についての有効な対応策を検討し、安定した水道事業経営に努めていきたい。
経営状況
収支構造
総額6.6億円
総額6.1億円