事業・施設概要
| 都道府県 | 和歌山県 | 経営主体 | 上富田町 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 農業集落排水 |
| 会計適用区分 | 法非適用 | 類似団体区分 | F2 |
| 行政区域内人口 | 15,603人 | 現在処理区域内人口 | 4,755人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 3,540人 | 現在処理区域面積 | 114ha |
| 晴天時現在処理能力 | 2,106m³/日 | 下水管布設延長 | 59km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率は、維持管理費や長期債償還金の増加により、前年度と比べ減少した。数値も100%を大きく下回っており、一般会計からの繰入金に頼らざるを得ない厳しい現状である。④企業債残高対事業規模比率は、前年度に引き続き0%となっており、償還金に要する額を一般会計が負担している。⑤経費回収率について、前年度と比べ僅かながら減少した。使用料収入は増加したが、それ以上に維持管理費が増加したためである。⑥汚水処理原価について、類似団体平均より低い水準に抑えられているが、維持管理費の増加に伴い、前年と比べると数値が上昇している。引き続き、接続率の向上と維持管理費の削減が今後の課題となる。⑦施設利用率は、ほぼ横ばいで推移している。今後は、予測される処理人口の減少を接続率の向上でどれだけカバーできるかが課題になる。⑧水洗化率について、類似団体平均よりも低い状況が続いている。ほぼ横ばいで推移していることから、安定した歳入確保と引き続き水洗化促進の啓発が必要である。
老朽化の状況について
当事業の着手時に埋設した管渠で現在27年が経過しているが、管渠の耐用年数が50年であるとことを考えると、老朽化による管渠改善・更新は現時点においては必要ないものと思われる。そのため、管渠の更新等は未実施であり、管渠改善率について当該値は0%となっている。しかしながら、処理施設・設備の老朽化は相当進んでおり、年々維持管理費が増加している状況にある。限られた財政の中、平成29年度に実施した機能診断調査・最適整備構想に基づいた効率的な処理施設・設備・管渠等の改築・更新が今後の課題となる。
全体総括
当事業は、市ノ瀬南岸地区を皮切りとして平成6年に事業着手し、平成12年に市ノ瀬北岸地区、平成14年に生馬地区、平成15年に岩田・岡地区、田熊地区が供用開始となり、平成16年に事業完了となった。5地区の全整備面積は114ha、現在の水洗化率は、74.4%となっている。事業は完了しているため新規の下水道管埋設の工事費はかからないものの、処理施設や設備の老朽化に伴い、維持や更新に係る費用の増加が見込まれる。さらに今後、人口の減少により、使用料収入が減少し、経営状況がさらに厳しくなることが予想される。町の財政負担や将来の処理人口の減少等を勘案し、中長期的な戦略を持って経営をしていけるかが課題となる。あわせて、未接続世帯への接続啓発に努め、安定した歳入確保と更なる運営の効率化を進め、経営健全化を図る必要がある。
経営状況
収支構造
総額9,702.1万円
総額9,702.1万円