末端給水事業
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経常収支比率収益的収支比率累積欠損金比率流動比率企業債残高対事業規模比率経費回収率汚水処理原価水洗化率 |
経営の健全性・効率性について本市は、収益的収支比率(グラフ①)においては、50%を下回っており、経費回収率(グラフ⑤)においても50%前後と健全な収入の半分も確保できておらず、非常に厳しい経営状態になっています。そのため一般会計からの繰入金により赤字を補てんしている状況です。本市は、平成27年度末の整備率が56.1%であり、他市町村に比較して遅れている整備を積極的に進めるため、管渠整備費用に多額の経費をかけていますので、今後もこの状況が継続すると思われます。企業債残高対事業規模比率(グラフ④)においては、全国平均の約3.3倍となっています。本市の特性として「狭小な道路形態、地下埋設物が多い等」により、整備費用が他市町村に比較して割高になることが原因の一因と思われます。また、ここ数年、企業債の償還額と新規借入額がほとんど同額で推移していますので、改善には期間がかかると思われます。汚水処理原価(グラフ⑥)においては、全国平均の約1.7倍となっています。年間有収水量が258万㎥と伸びておらず、水洗化率(グラフ⑧)が全国平均よりも10ポイント程度低いこと等が原因と思われます。 |
有形固定資産減価償却率管渠老朽化率管渠改善率 |
老朽化の状況について管渠改善率(グラフ③)の平成26年度が急に伸びているのは、今まで行っていない管渠改善を、供用開始以前に宅地開発された集中浄化槽施設を公共下水道に接続替えした管渠で行ったためです。本市は、供用を開始して30数年となり、今後、耐用年数を迎えるにあたり本格的に管渠改善や更新が必要になると考えています。 |
全体総括本市は、平成27年度末現在、人口普及率が57.7%と整備が遅れている状況にあります。まずは、今後10年を目処に市街化区域内すべてを整備すべく効率的な事業を推進し、整備率の向上に努めます。また、広報活動等を通じて水洗化率の向上にも努めることにより、経営改善につなげたいと考えています。老朽化対策としては、長寿命化計画やアセットマネジメントを活用し進めていきます。 |
出典:
経営比較分析表
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