事業・施設概要
| 都道府県 | 愛知県 | 経営主体 | 尾張旭市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A4 | 行政区域内人口 | 83,606人 |
| 現在給水人口 | 83,598人 | 給水区域面積 | 2,103ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率は100%以上で推移しており、類似団体平均値及び全国平均と比較しても良好な数値となっていますが、愛知県営水道の料金改定や、物価高騰の影響による経常費用の増加により、前年度から4.14ポイント減少しました。②給水収益が比較的安定しているため、近年累積欠損金は発生していません。③流動比率は類似団体平均値及び全国平均と比較して良好な数値となっており、短期的な債務に対する支払い能力に問題はありません。④企業債残高対給水収益比率は、企業債の新規借入れを行ったため、前年度から10.49ポイント増加しました。施設の更新需要の増加に伴い、今後も計画的に借入れを進める必要があり、数値の上昇が見込まれます。⑤料金回収率は、100%を上回っており、経営に必要な費用を料金で賄うことができていますが、人口減少等により給水収益が減少する一方、県水の料金改定や物価高騰の影響による必要経費の増加で前年度から4.89ポイント減少しました。⑥給水原価は、年間総有収水量が減少する一方で、経常費用が増加したため、前年度から6.14円増加しましたが、類似団体平均値及び全国平均と比較して低く抑えられています。⑦施設利用率は、年間総配水量が年々減少しているため減少傾向ですが、類似団体平均値及び全国平均を上回っており、施設が有効に活用できています。⑧有収率は93.74%であり、類似団体平均値及び全国平均より良好な数値となっています。引き続き、管路更新等に努め、有収率の向上を目指します。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率は、類似団体平均値及び全国平均を下回っていますが、年々増加傾向であり、資産の老朽化が進んでいます。②管路経年化率は、管路の老朽化が進んでいるため、年々増加傾向です。類似団体平均値及び全国平均も上回っており、計画的に更新を行う必要があります。下水道関連や区画整理関連の工事等の状況に影響を受けるため、年度により数値にばらつきがありますが、令和6年度の③管路更新率は、前年度よりわずかに増加しました。類似団体平均値及び全国平均も上回っています。今後も老朽管の更新工事を計画的に進めます。
全体総括
「経営の健全性・効率性」については、すべての指標で類似団体平均よりも良好な数値となっており、現在は概ね健全な経営ができています。しかし、人口減少や節水機器の普及に伴う給水収益の減少、物価上昇や施設の更新需要の増加に伴い、企業債の借入残高が年々増加しており、今後の経営状況は厳しくなっていくものと考えられます。また、令和8年4月に二段階目が予定されている愛知県営水道の料金改定が経営に大きな影響を及ぼす見込みのため、尾張旭市水道事業でも令和8年4月から料金を値上げすることが決定しています。「老朽化の状況」については、初期整備のピークに布設した管路が法定耐用年数を超えたことにより、布設替えを進めているにも関わらず、経年化率が年々上昇している状況であり、投資の合理化を図りながら、計画的に老朽管の更新を進めていく必要があります。
経営状況
収支構造
総額15.2億円
総額12.9億円