事業・施設概要
| 都道府県 | 長野県 | 経営主体 | 泰阜村 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 簡易水道事業 | 会計適用区分 | 法非適用 |
| 類似団体区分 | D4 | 行政区域内人口 | 1,716人 |
| 現在給水人口 | 1,647人 | 給水区域面積 | 15,631ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
収益的収支について、平均値に対し近年近づいてはいるものの低い状態が継続しているのは、管路の新設時のものと共に修繕更新分の費用を起債により捻出しているため、資本的収支の比率の方が高い状態となっています。、企業債残高についても同じような状態ですが、起債の繰り上げ償還や利率の低い起債への借り換え等により健全化を行っています。料金利用率、給水原価は平均値より良好で、有収率については一時的に低くなりましたが、その後の漏水修理や老朽管の管路更新により回復しています。しかし、施設利用率の高さがまったく解消されないのは、根本的に村の集落が点在していることによる管路や配水池の数量が多くなってしまう点に帰結します。地形的にも急峻な土地ばかりで多くの集落へ給水することが管路延長並びに付随する施設の増大をまねき、費用対効果の低下の原因となっていることは間違いありません。
老朽化の状況について
管路更新については、道路改良に伴ってなど新しいものへ変えてはおります。建設されてから30年近くなっていることもあり、また一部では建設後数年内に本管漏水が多発した後も年1回のペースで漏水が起こるため、継手だらけの路線も存在します。また、管路ではないのですが、現在の村営水道になる前の民営水道時代に半世紀以上前につくられたものを主水源としています。いずれ本格的な改修更新工事は必要となりますが、上記で述べたとおり、非効率な地勢と集落、それによって生じる費用といまだ返済しきれていない新設時の債権がそれを阻む要因となっています。
全体総括
泰阜村のような小集落が各所に点在しているところでは管路や配水池が多くなってしまうこと以外にも高低差のある急峻な地形にあることで付随する施設設備と漏水の発生しやすい状況箇所も同様であることは述べました通りです。事業の効率や収益などからすれば、極めて適さない場所であり、実際、運営のために水道料金を現在の倍額にしたところで到底間に合いません。しかしながら、建設当初は不要と思われていた地域への給水も住民の高齢化等による自家水道からの切り替えで給水率が増加し、村営水道の必要性が改めて証明されたのは周知のことと思われます。非効率であろうと収益が少なかろうと「住民に水を届ける」ことが第一なのは今後も変わりません。
経営状況
収支構造
総額5,049.5万円
総額4,691.2万円