石川県白山石川医療企業団:公立松任石川中央病院の経営状況(2022年度)
石川県白山石川医療企業団が所管する病院事業「公立松任石川中央病院」について、2022年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
収録データの年度
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経営比較分析表(2022年度)
地域において担っている役割
周辺には急性期医療を提供する総合病院がないため、救急・小児・周産期・災害・精神などのいわゆる不採算・特殊部門にかかわる医療の提供を行っている。又、この地域の医療・介護連携の拠点的役割も担い、次世代に通じる包括的な医療・介護サービスをコントロールするハブ機能の役割も担っている。
経営の健全性・効率性について
令和4年度は、令和3年度に引き続きコロナ関連補助金等の充当が大きく、経常収支比率は105.5%となった。医業収支比率は98.7%と過去5会計年度で最大となったものの、病床利用率については86.0%でコロナ禍以前の数値には及んでいない点が懸念される。入院・外来における1人/日収益は年々上昇しており、特に入院単価については手術支援ロボットを用いた手術の保険適用範囲が広がり実施件数も大きく伸びているため、外科とひ尿器科を中心に押し上げる結果となった。一方で材料費対医業収支比率は昨今の物価高騰の影響が如実に表れる結果となった。材料費に留まらず各種経費についても影響は大きく、新病院建設の計画もある中、さらなる病院経営上の無駄の省略化、効率化が求められる。累積欠損金については該当しない。
老朽化の状況について
有形固定資産減価償却率は年々増加しており老朽化が進む傾向にある。器械備品減価償却率は全国平均と同程度である。また、1床あたりの有形固定資産が全国平均の1.8倍と大きい。これは、当院より半径4km圏内には100床以上の急性期病院がなく、305床という中規模施設でありながら、地域の中核病院としてPET-CT、サイクロトロンをはじめ手術支援ロボットや心臓専用SPECTなど高度医療機器を導入しているためと思われる。しかしながら、新しい高度医療機器の導入が紹介患者と収入の確保につながっており、適切な投資の範囲と考える。
全体総括
コロナ禍と物価の高騰により厳しい病院経営環境が続く一方であり、令和4年度まではコロナ禍による受診控えや病床利用率の低下を、コロナ関連補助金で補填していた一面が大きい。令和5年度以降はコロナ関連補助金に頼らない病院経営と病床利用率の改善が急務となる。新病院建設計画も進行する中、地域の中核病院としての責務と求められる医療・介護需要を正確に汲み取り、更なる経営の健全化・効率化に取り組んでいく所存である。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
公立松任石川中央病院の2022年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の白山石川医療企業団リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。