事業・施設概要
| 都道府県 | 千葉県 | 経営主体 | 三芳水道企業団 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A5 | 行政区域内人口 | 77,076人 |
| 現在給水人口 | 49,929人 | 給水区域面積 | 16,981ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
①令和6年度の経常収支比率は100.45%となり、前年度の97.95%から上昇し,健全経営の目安とされる100%を再び上回った。これは令和6年10月に実施した水道料金改定による給水収益の増加が寄与したものと考えられる。②累積欠損金比率については0.00%である。③流動比率は全国・類似団体平均値より低いものの100%を上回っており,短期的な債務に対する支払能力を保持している。④企業債残高対給水収益比率は全国・類似団体平均値より低く,減少傾向にある。今後も投資の必要性と財政状況のバランスを考慮し、計画的な償還と発行を行う。⑤料金回収率は100%を下回っており、給水収益のみで費用を賄いきれず、千葉県水道事業総合対策補助金や関係市補助金に依存する構造が続いている。⑥給水原価は全国・類似団体平均値より高い。今後も水道施設の老朽化や物価の上昇等により,維持管理費は年々増加することが予想される。⑦施設利用率は,全国・類似団体平均値より高い。⑧有収率は全国・類似団体平均値より低く,漏水等の料金収入につながらない水量が多いことを表している。そのため,令和3年度より漏水調査の業務委託を行い,漏水多発地区の分析を行い,計画的な漏水調査の実施と老朽管を更新することにより,有収率の向上を図っている。以上のことから,経営の健全化のためには,老朽化施設の更新や継続的な漏水調査等により、無効水量の削減と経営効率の向上に努めていく必要がある。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率は,全国・類似団体平均値より高く,かつ,増加傾向にある。管路のみならず,施設等についても老朽化が進行している。有収率の向上や施設の強靭化を踏まえて,更新は急務である。②管路経年化率は全国・類似団体平均値に比べて著しく高い。今後は,管路の更新費用を捻出し,計画的に整備する必要がある。③管路更新率は前年度よりわずかに上昇したが、依然として全国・類似団体平均値を下回っている。財政状況に注視しながら更新事業をできる限り進めていくことが必要である。当企業団としては,管路の更新計画を基本ベースに,道路改良工事や他の占用工事等の状況,漏水多発地区等を総合的に判断し,重要度や費用対効果の高い管路から更新事業を実施していく方針である。料金改定により給水収益は増加したものの,人口は減少傾向にある。厳しい財政状況であるが,限られた予算の中で老朽管の更新を効率よく進める必要がある。
全体総括
令和6年度は水道料金の改定により経常収支が改善したが、依然として人口減少に伴う収益減や物価高騰による費用の増加が懸念される。また、管路の老朽化率が極めて高く、有収率の向上のためにも水道施設の耐震化や更新は急務である。今後も「水道事業経営戦略」に基づき、経営経費の削減と有収率の向上を図るとともに、施設の適正規模への縮小・廃止を含めた効率的な経営を推進し、持続可能な事業運営を行っていく。
経営状況
収支構造
総額21.1億円
総額21.0億円