千葉県鋸南町:国保鋸南病院の経営状況(2020年度)
千葉県鋸南町が所管する病院事業「国保鋸南病院」について、2020年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
収録データの年度
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経営比較分析表(2020年度)
地域において担っている役割
町内及び半径5kmの周辺地域で、急性期の入院医療を提供できる唯一の病院であり、また地域医療に資するため、2次救急を提供する病院としての役割を担っています。さらに、町の事業である検診を人的並びに施設的に協力しているとともに、町内の診療所及び介護施設等との連携を図り、健康増進に貢献しております。
経営の健全性・効率性について
経常収支比率は、一般会計から従来8,000千円の繰入れを行っておりましたが、平成26年度、27年度と経常収支比率が著しく低くなったことにより平成28年度には40,000千円を一般会計から繰入れたこと並びに入院収益の増により比率が上がりました。しかし平成29年度から入院収益・外来収益が下がり、平成30年度には患者数の低迷により平成31年2月に療養病床を閉鎖せざるを得なくなったことで、30,000千円の追加繰入を行い、以降毎年70,000千円の繰入れを一般会計から受けております。また令和2年度は新型コロナウイルスの蔓延により、患者の診療控え、定期患者への長期処方などにより毎月の患者数が減少となり、入院患者の受入れも減ったため経営状況が落ち込み、経営上、職員の給与を10%カットする期間があったため、一般会計から助成金を得て当面の資金をしのぐといった特殊な事態が発生いたしました。傾向的に年々、一般会計への依存度が大きくなってきております。医業収支比率は、不採算である救急医療を提供していること等により年々低下傾向にありましたが、令和2年度は全体的に患者数が少なくなっているところに加え、前述の新型コロナウイルス蔓延の影響により入院・外来者数が落ち込む期間があり、平均を下回る結果となりました。さらに令和3年1月に新型コロナウイルスの感染者が院内で発見されクラスターの状態となりました。2月には状態が改善され外来の受入れを開始し、徐々に患者が戻ってきている状況です。人口減に加え、在宅から施設への入所、新規患者の定着が進まない等が考えられ、早急な対応が必要と考えます。令和2年度の入院患者1人1日当たり収益は、人口の48%を超える高齢化率の状況を受け、在院日数が長期化する傾向にあることや新型コロナウイルスの影響等により、平均値より低い水準となりました。外来患者1人1日当たり収益は、慢性的疾患の治療をされている高齢者が多いことから低く推移しております。
老朽化の状況について
有形固定資産減価償却率は、類似団体の平均値を上回り、老朽化する医療機器等が年々増加する傾向にあります。老朽化による事故や故障を防ぐためには、点検や修繕など適切な維持管理や整備することにより延命化を図る、また、経営に影響を及ぼさないよう計画的な更新を実施していく必要があります。
全体総括
救急医療体制の維持及び高度医療が実施できない体制から収益の顕著な増加は見込まれず、人口減・高齢化がさらに進んでいくことを鑑み、今後も一般会計からの繰入れが大きく経営に影響を及ぼすものと考えられます。施設並びに医療機器等の更新も実施していく上で、経営基盤の強化として、電子カルテの導入、現在の13対1の入院基本料を10対1へ戻す、地域ケア病棟への転換などを検討する他、人件費の削減を含めた費用の更なる節減に取り組む必要があります。今後も施設基準等を遵守し、人員の配置も考慮しながら経営の安定を図って参ります。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
国保鋸南病院の2020年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の鋸南町リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。