千葉県富里市:末端給水事業の経営状況(2022年度)
千葉県富里市が所管する水道事業「末端給水事業」について、2022年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
収録データの年度
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経営比較分析表(2022年度)
経営の健全性・効率性について
経常収支比率は黒字(101.69%)を維持しているものの下降傾向にあり、類似団体の平均値を下回っている。現状、累積欠損金は無いものの、今後、更なる給水収益の低下等に伴い、繰越利益剰余金等においても補填できない累積欠損金を生じる可能性は十分にある。なお、流動比率は100%を超えているものの、引き続き減少傾向が続いており、これについても類似団体の数値を下回っている。企業債残高対給水収益比率については、令和3年度までは原則として新たな企業債の借入額を当該年度の償還額を超えない範囲としていたが、令和4年度においては、営業収益が減収となったことから、この原則を変更せざるを得ない状況となり、結果として指標の数値の上昇となった。料金回収率については、大口需要者の井戸への転換による給水収益の減少が顕著となったことに加え、動力費の高騰が大きく影響し、令和4年度は2.75ポイントのマイナスとなった。また、有収水量1㎥当たりどれだけの経費がかかっているかを示す給水原価についても、前述の影響等により8.45円の増加となった。今後、霞ケ浦導水の供用開始により代替水源の受水が開始となった場合には、更なる給水原価の上昇、料金回収率の低下は避けられない状況であることから受水費用の削減も含め、関係機関への働き掛けを強めて行く必要がある。
老朽化の状況について
昭和48年に水道事業を創設して以来40年以上が経過しており、また、創設当初に布設した管路が多く占めるため、計画的な改修に取り組んでいるものの、有形固定資産減価償却率、管路経年化率は類似団体の平均値を大きく上回っている。近年、給水収益が落ち込む中、更新需要に応えられる費用投下が進まず、管路更新率の大幅な上昇も見通しが立たず、結果として経年化率が上昇していることは懸念されるところである。なお、浄水場施設や管路の更新は、優先課題を先行し引き続き事業化しているものの、水道料金等の収入が飛躍的に伸びる可能性は乏しく、長期的な取り組みが必要な状況にある。
全体総括
大口需要者の地下水転換による給水収益の減益、動力費の高騰などが経営環境に大きな影響を与えている。今後、暫定井戸の取り扱いが変更されることに伴い、受水費用は大幅に増加することとなるため、事業収支は更に厳しい状況を向かえることが予想される。こうした中、経年化が進んでいる施設・管路の更新も急務であり、対策に必要な財源の確保も喫緊の課題となっている。現在は、令和3年度に策定した「富里市水道事業ビジョン」・「水道事業経営戦略」に基づき、将来にわたって安心・安全な水道サービスが安定的に提供できるよう取り組んでいるところである。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
末端給水事業の2022年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の富里市リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。