茨城県大子町:特定地域生活排水処理の経営状況(2023年度)
茨城県大子町が所管する排水処理事業「特定地域生活排水処理」について、2023年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
収録データの年度
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経営比較分析表(2023年度)
経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率は、89.27%と赤字となっている。理由としては、入札による維持管理委託料の増加及び償還金の増加によるものである。なお、償還金は一般会計からの繰入金で賄うため、償還金を除いた総収益に対する総費用の割合は100%を超えており、料金設定等は適切と判断される。④企業債残高対事業規模比率は、償還金を一般会計からの繰入金で賄う為、例年0%の数値となる。⑤経費回収率は、96.50%と全国及び類似団体平均と比較し高い値となっている。しかし、使用料で回収すべき経費を全て使用料で賄えていないため、適正な料金収入の確保と汚水処理費の削減が必要である。⑥汚水処理原価は、全国及び類似団体平均と比較し、低い値で抑えられていることから、汚水処理に係る費用が抑えられていると判断できる。⑦施設利用率は、全国及び類似団体平均と比較し低い値となっている。理由としては、浄化槽は住宅の延べ床面積で人槽を算定するため、処理能力が過大となる場合が多いことや、汚水処理人口の減少が考えられる。なお、浄化槽の使用率は、100%に近い数値となるため、適切な施設規模であると判断できる。⑧水洗化率は、全国及び類似団体平均と比較し高い値となっていることから、浄化槽を設置して水洗化が適切に行われていると判断できる。
老朽化の状況について
当町の特定地域生活排水処理施設事業(市町村設置型合併処理浄化槽整備事業)は、平成18年度から事業を開始し、令和5年度末で18年が経過する。浄化槽の耐用年数は、環境省が平成14年3月に策定した「生活排水処理施設整備計画策定マニュアル」によると,躯体が30年、機械設備類が7~15年とされている。施設の老朽化は切迫した課題となっていないが、故障等の修繕は使用料を財源とするため、使用料の徴収を適切に行い、財源を確保することが重要である。
全体総括
平成18年度から実施している供用18年目の事業であり、市町村設置型合併処理浄化槽の整備は、河川など公共用水域の水質保全や生活環境の向上を目的としている。事業は合併処理浄化槽を整備するほど企業債償還金が増加し、一般会計に依存しなければならない構造になっており、経営健全化には経費の削減及び使用料収入増が不可欠である。今後は、空き家等による休止浄化槽の増加に伴い料金収入の減少や、施設の老朽化に伴う更新需要の増加などが課題となってくる。必要なサービスを安定的に提供していくために、地方公営企業法の適用による「経営の見える化」による経営基盤の強化が必要である。なお、特定地域生活排水処理施設事業については、令和6年4月から,公営企業会計の適用を開始している。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
特定地域生活排水処理の2023年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の大子町リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。