事業・施設概要
| 都道府県 | 秋田県 | 経営主体 | 潟上市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 農業集落排水 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | F2 |
| 行政区域内人口 | 32,166人 | 現在処理区域内人口 | 848人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 674人 | 現在処理区域面積 | 54ha |
| 晴天時現在処理能力 | 459m³/日 | 下水管布設延長 | 17km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
農業集落排水事業は、令和元年度より地方公営企業法を適用している。①経常収支比率については、100%以下であることから単年度収支が赤字であることを示している。また⑤経費回収率においても100%以下であることから、使用料で回収すべき経費を使用料で賄えていない状況である。②累積欠損金比率については、使用料収入が不足していることから、他会計繰入金に頼らなければ解消できない状況である。③流動比率については、100%以下であることから、1年以内に支払わなければならない負債を賄えていないことを示しているが、償還原資については他会計繰入金により得ることが予定されている。④企業債残高対事業規模比率については、事業規模に対して使用料水準が低いため全額一般会計の負担となることから、類似団体と比較し大幅に低い数値となっている。⑥汚水処理原価については、有収水量が年々減少傾向にあるが類似団体と同等の数値となっている。⑦施設利用率については、地域の高齢化等により水洗化世帯が伸び悩んでいるため、30%を越える程度で施設の半分以上が遊休状態となっている。⑧水洗化率については、地域の高齢化・核家族化等の影響により下水道へ接続しない世帯が多く伸び悩んでいる状況である。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率については、資産の老朽化度合を示すものであるが類似団体と比較すると低い数値となっているため、類似団体に比べ老朽化はそれほど進んでいない。②管渠老朽化率については、法定対応年数を超えた管渠がないため算出されない。③管渠改善率については、管渠の部分修繕で対応しており管渠更新を行っていないため算出されない。
全体総括
経常収支比率及び経費回収率について100%以下であることから、経営改善に向けた取り組みが必要であると考えられる。本事業は、八郎湖の指定湖沼に伴い平成22年度に天王大崎地区、平成24年度に天王湖岸・羽立地区を農業集落排水施設から公共下水道施設へ接続替えしたことから規模が段階的に縮小され、平成25年度には昭和豊川地区のみの稼働となり収益の規模も減少した。汚水処理原価においても、事業規模の縮小とともに有収水量に対する汚水処理費用の割合が増加しており、天王地区が抜けたことで水洗化率が低迷し有収水量が減少している。また、高齢化等の影響により今後も水洗化率の向上が見込めない地域であることから、使用料収入についても頭打ちとなっており非常に厳しい状況である。今後は、事業を継続していくために下水道への接続替え等の抜本的な改革に取り組んでいく。
経営状況
収支構造
総額6,968.8万円
総額6,944.7万円