事業・施設概要
| 都道府県 | 青森県 | 経営主体 | 鰺ケ沢町 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 農業集落排水 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | F2 |
| 行政区域内人口 | 8,396人 | 現在処理区域内人口 | 1,352人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 920人 | 現在処理区域面積 | 143ha |
| 晴天時現在処理能力 | 953m³/日 | 下水管布設延長 | 25km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
①⑤⑥経常収支比率は100%を上回るものの、類似団体平均・全国平均を若干下回っており、収支の余裕は大きくありません。経費回収率も同様で、汚水処理に要する経費を使用料収入で賄い切れず一般会計繰入金等に依存している状況です。汚水処理原価は全国平均より高い一方、類似団体平均よりも低く、人口規模などの要因から単位当たりのコストが大きくなってますので、維持管理の効率化による原価の抑制と、収入確保の両面から改善に努めます。②累積欠損金比率は0%であり、過年度欠損は生じていません。③流動比率は2.96%と低水準であり、計画的な企業債借入による負債の削減、資金繰り管理の徹底により安定性向上と支払能力の改善に努めます。④企業債残高対事業規模比率は類似団体平均、全国平均を大きく上回り、事業規模に対する債務負担が大きいため、企業債残高の適正化を図ります。⑦⑧水洗化率と施設利用率も類似団体平均・全国平均を下回っていますが、処理場が未接続世帯も含めた処理水量を想定した規模になっていることによるものです。今後、水洗化率の上昇と共に施設利用率も改善する見込みです。未接続世帯への周知等の水洗化促進活動を継続し、水洗化率の改善と使用料収入の確保を図ります。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率は1.78%と低位ですが、施設の実態としては着実に老朽化が進行しており、今後、償却の進行に伴い比率は上昇していく見込みです。※法適用移行時の資産評価方法の影響により低位となっています。②③管渠老朽化率、管渠改善率ともに0%であることから、今後も台帳整備と点検計画を確実に実施し、ストックマネジメントに基づく更新費用の平準化を図ります。
全体総括
本町の農業集落排水事業は、施設投資に伴う企業債の償還負担が大きく、また使用料収入で賄える割合も低いことから、長期的な持続可能性の確保が必要です。短期的な支払能力を示す指標も低いことから、資金繰りの見通しを踏まえた支払時期の平準化や必要な運転資金の確保を図ります。人口規模が小さく、施設の低稼働率単位当たりコストが上昇しやすい構造にあることから、今後は、使用料の値上げや接続促進により使用料収入の増加を図ります。維持管理や委託業務の最適化、一般会計繰入の在り方を検討しつつ、設備の更新計画の策定を進め、突発的な故障や大規模修繕による負担増を抑制することで、将来世代に過度な負担を先送りしない経営に努めます。
経営状況
収支構造
総額8,003.5万円
総額7,884.4万円