収益等の状況について
令和元年度から宿泊・食事提供を休止し、休憩(入浴)のみの運営とした結果、休憩(入浴)利用者及び休憩料は令和元年度と比較して減少・減収、その結果、収益的収支比率は76.8%で令和元年度より10.7%のマイナス、他会計補助金比率も平成30年度で基金が枯渇したこともあり一般会計からの繰入金の依存度が51.0%と高い数値を示している。経営を安定的に運用するため、集客増の企画はもちろんのこと利用単価の見直しのほか、歳出面においても仕入れ単価等の抑制など歳出抑制に努めていかなければならない。
資産等の状況について
本施設は、浴場棟が昭和38年、宿泊施設棟が昭和40年に建設され、それぞれ築58年、56年を経過している。平成20年大規模改修工事を行ったものの更新時期を迎える施設である。宿泊・食事提供を休止したことなどから一般会計繰入金の増額に伴い、企業債残高対料金収入比率において、前年度よりは低い数値を示している。
利用の状況について
令和元年度から温泉利用の日帰り入浴・休憩のみの運営とし、宿泊業を休止している。
全体総括
令和元年度から宿泊・食事提供を休止するなどの、見直しを行ったが、収益的収支比率が76.8%と4年連続で単年度収支が赤字となっている。このような状況を踏まえ、指定管理者制度を令和2年10月1日から導入し、自主事業として食事の提供を行ったが、収益増にはつながらなかった。