🗾38:愛媛県 >>> 🌆今治市:簡易水道事業
簡易水道事業
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経常収支比率累積欠損金比率流動比率企業債残高対給水収益比率料金回収率給水原価施設利用率有収率 |
経営の健全性・効率性について「①経常収支比率」は101.58%と100%を上回っているものの、その収益は一般会計繰入金に依存している。「③流動比率」は、流動資産(現金及び預金)の大幅増により改善された。令和4年度から5年度にかけて、国庫補助や企業債を活用して基幹浄水場(海水淡水化施設)の更新事業を実施したことで、企業債現在高合計が大幅に増加し、「④企業債残高対給水収益比率」が悪化した。また、「⑤料金回収率」は類似団体平均値と比較すると低い数値を示しており、経営改善の必要があるが、給水戸数が少ないことから自立した経営は困難であり、それでもなお不足する分については、一般会計からの支援に頼らざるを得ない状況である。「⑥給水原価」についても、類似団体平均値と比較すると高い数値を示している。「⑧有収率」は、長年にわたり実施している漏水調査等の結果、類似団体平均値と比較すると高い水準を維持している。 |
有形固定資産減価償却率管路経年化率管路更新率 |
老朽化の状況について令和4年度から5年度にかけて基幹浄水場(海水淡水化施設)の更新事業を行い、併せて既存施設の廃止を実施したことで、施設の老朽化が解消され、「①有形固定資産減価償却率」が改善した。平成30年度に海底送水管整備事業を実施して以降、管路更新はない。 |
全体総括関前地区の岡村島、大下島、小大下島のうち、広島県境に位置する岡村島及び小大下島では、海水淡水化施設の更新か、広島県からの受水かを比較検討した結果、経済的かつ安定供給を見込める広島県からの受水を選択した。広島県においても水需要の低下による給水能力の余剰があり、他の受水団体への影響がないことから、相互利益に繋がった。広島県の既設送水管から呉市に今治市との分水点を設置し、ポンプ場を設け、橋梁添架管、岡村島内に減圧水槽、調整池、配水池を新設し、岡村島に隣接する小大下島へは既設の海底送水管を活用し、共に平成29年4月から広島水道用水供給事業からの越境供給を開始している。島間の距離が長い大下島は、海底送水管を繋がず島内浄水場で海水を淡水化している。関前簡易水道事業は、地理的制約のある離島で、上水道と統合せず簡易水道事業会計として令和3年度より法適化した。 |
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