経営の健全性・効率性について
①経常収支比率が前年度対比2.69ポイント増加している要因は、処理場維持管理経費が予定していたより少額となり経常経費が減少したためである。②欠損金に係る累積欠損金比率が前年度対比122.19ポイント減少している要因は、前記収支によるものである。③流動資産及び流動負債に係る流動比率が前年度対比8.76ポイント増加している要因は、収支の結果流動資産が増加したためである。④営業収益に係る企業債残高対事業規模比率が前年度対比224.29ポイント減少している要因は、企業債の償還が進み企業債残高が減少したためである。⑤汚水処理費に係る経費回収率が前年度対比1.31ポイント増加している要因は、汚水処理経費が減少したためである。⑥汚水処理費に係る汚水処理原価が前年度と比べ119.29円減少している要因は、汚水処理経費の減少及び有収水量が増加したためである。⑦処理水量等に係る施設利用率が前年度対比増減なしの要因は、晴天時の処理水量に前年度と大きな変化がなかったためである。⑧水洗化人口に係る水洗化率が前年度対比4.03ポイント増加している要因は、人口減少するも水洗化人口の減少幅が少なかったためである。
老朽化の状況について
①資産の減価償却に係る有形固定資産減価償却率が前年度対比1.98ポイント増加している要因は、減価償却が進み減価償却累計額の増加によるものである。②③管渠老朽化率が0%で推移している要因は、指標となる管渠の経年化が法定耐用年数に達していないためである。
全体総括
施設等の老朽化により、今後、更新時期の到来及び多施設を保有していることに伴う建設改良費等の経費が発生することから、事業間の処理場統廃合を計画・実行し処理場管理費等経費削減を行っている。(平成27年2月に美作市下水道事業中期経営計画、平成27年8月に改訂版を策定済)また、平成28年10月から下水道使用料金改正(市内統一)を行った。