収益等の状況について
しかの温泉館は国民保養温泉地にある温泉共同浴場施設。①指標より収益的収支比率は135.1%と前年より大幅に上昇し黒字化が進んだように見えるが、②指標の他会計補助金比率も新型コロナウイルス感染症による一般会計からの支援金により大幅に上昇しているため安定した黒字経営とは言い難い。⑤指標の人件費率も前年値とほぼ横這いで目立った変化の要因もない。⑥指標から前年よりは減少したが、収益性を維持できていることがわかる。⑦指標では、空調設備を更新したための上昇と考えられる。
資産等の状況について
施設設置後25年以上が経過しており、今後は老朽化に伴う施設修繕が必要となることが予想される。必要な老朽化対策を検討する必要がある。
利用の状況について
しかの温泉館は日帰り入浴施設であり、温泉利用者が施設利用人数となる。新型コロナウイルス感染症の影響が懸念されたが、利用者数に大きな影響はなかった。・利用者数の実績H29年度86,638人H30年度81,085人R元年度86,051人R2年度80,642人
全体総括
高速道路開通の好影響で、収支状況も上向いている。現在の経営状況を維持するために、新規利用者の獲得、経費削減の推進など安定した経営となるよう目指す。