収益等の状況について
①、②指標より、収益的収支比率は前年より若干悪化したものの収益は確保できているが、物価高騰による他会計補助金があるためで純粋な黒字経営とは言えない。③、④指標については、宿泊施設ではないため数値化なし。⑤指標の人件費率も最低賃金の改定の影響を受け、昨年より若干悪化している。⑥、⑦指標からは、一見、収益性が高い施設のように見えるが、設備更新等の投資的経費が発生した場合は、長期的な収益性は低下傾向にあると言える。
資産等の状況について
施設開設から30年が経過し、機械設備類に不具合や故障が発生している。今後は営業に支障をきたさないよう計画的な更新を行うなど、建物を含めた老朽化対策を検討する必要がある。
利用の状況について
年間利用者数は、昨年度に比べ減少しているが、高い水準を維持している。・利用者数の実績令和元年度86,051人令和2年度80,642人令和3年度98,404人令和4年度99,373人令和5年度87,203人
全体総括
予想以上の物価高騰と人件費率の悪化により収益性が低下しつつある状況にある。施設開設以降、据え置かれている利用料金の見直しとあわせ、施設設備類の老朽化対策を行いつつ、施設の在り方を検討する必要がある。