名張市:名張市立病院

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2019年度)

地域において担っている役割

地域において、良質で高度な二次医療の提供、救急医療体制の確保に重点を置き、地域の医療機関との機能分担、機能連携の強化及び充実に努めている。小児二次救急では、「小児救急医療センター」を設置し、24時間365日の受入体制を整備している。なお、時間外救急では、伊賀地域で名張市立病院を含む3つの基幹病院で輪番制救急医療体制を構築し、令和元年度はその約40%を当院が担当している。

経営の健全性・効率性について

令和元年度は主に繰入金が減少したことから、「経常収支比率」が前年度より悪化している。今後は、一般会計からの繰入金に依存する現状から、医業収益で医業費用を賄うことのできる健全で自立性の高い経営基盤を確立する。「医業収支比率」は平均値を上回っているが、救急医療確保に要する他会計負担金の受入によるものと考える。「病床利用率」は、令和2年2月末頃より流行し始めた新型コロナウイルス感染症の影響により、3月の病床利用率が伸び悩んだことや、内科系医師の減少が要因で改善が図れなかった。「入院患者1人1日当たり収益」は平均を上回り、前年度より向上した。今後、更なる診療単価の向上を目指す。「職員給与費対医業収益比率」は医業収益の減少により前年度より悪化した。医業収益の更なる向上を図り同比率の抑制に努める。

老朽化の状況について

開院25周年を控えており、医療機器及び施設の老朽化が進んでいることから「有形固定資産減価償却率」は平均値を大きく上回った。今後、施設等の「更新計画書」を作成し、計画的、効率的に更新・修繕に取り組む。「1床当たり有形固定資産」は平均値を上回っている。主に病院施設(建物)にかかる帳簿原価が高額であることが要因である。

全体総括

当院の経営状況は、個々の指標にもあるようにまだまだ不安定である。平成28年度に策定した第2次名張市病院改革プランに基づき、さまざまな改革に取り組んでいる。改革プランを推進することで、各種指標の改善のほか、地域における救急医療、急性期・高度医療を担う中核病院の機能を果たすとともに公営企業として自立・継続可能な病院となるよう努める。加えて、令和元年度より病院経営の経験・知識を備えたプロパー職員及び診療情報管理士を配置し、今後経営状況の更なる改善に取り組む。

類似団体【4】

子ども総合医療・療育センター 市立病院 市立病院 国保黒石病院 市立病院 釜石病院 二戸病院 盛岡市立病院 宮城県立こども病院 横手病院 角館総合病院 公立岩瀬病院 西部メディカルセンター 栃木県立がんセンター 循環器病センター 佐原病院 こども病院 海浜病院 柏病院 市立病院 足柄上病院 循環器呼吸器病センター 十日町病院 富山県リハビリテーション病院・こども支援センター 金沢医科大学 氷見市民病院 岡谷市民病院 国保浅間総合病院 こども病院 多治見市民病院 羽島市民病院 下呂病院 浜松市リハビリテーション病院 伊東市民病院 菊川市立総合病院 静岡県立こども病院 共立蒲原総合病院 あいち小児保健医療総合センター 常滑市民病院 名張市立病院 尾鷲総合病院 伊賀市立上野総合市民病院 紀南病院 高島市民病院 綾部市立病院 市立病院 貝塚病院 市立柏原病院 十三市民病院 こども病院 中央病院 高砂市民病院 川西市立総合医療センター 加西病院 生駒市立病院 国保中央病院 南奈良総合医療センター 国保野上厚生総合病院 雲南市立病院 尾道市立市民病院 尾道市公立みつぎ総合病院 光市立光総合病院 光市立大和総合病院 山陽小野田市民病院 三好病院 小豆島中央病院 市立八幡浜総合病院 あき総合病院 飯塚市立病院 福岡市立こども病院 福岡市民病院 地方独立行政法人筑後市立病院 地方独立行政法人くらて病院 伊万里有田共立病院 市立大村市民病院 島原病院 壱岐病院 対馬病院 荒尾市民病院 山鹿市民医療センター 中津市民病院 国東市民病院 日南病院 出水総合医療センター 医師会医療センター