岡崎市:篭田公園地下駐車場

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収録データの年度

2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度

経営比較分析表(2020年度)

2012201320142015201620172018201920202021100%110%120%130%140%150%160%収益的収支比率
20122013201420152016201720182019202020210%他会計補助金比率
2012201320142015201620172018201920202021-5%0%5%10%15%20%25%30%35%40%45%50%55%売上高GOP比率

収益等の状況について

前年度と比較し、①収益的収支比率、④売上高GOP比率、⑤EBITDAで数値が上昇した。要因として、新型コロナウイルス感染症により利用者が減少したことで総収益及び営業収益は減少したが、令和2年度より人員配置、夜間警備体制等の見直しにより夜間人員を削減したことで人件費が削減でき、総費用及び営業費用が大きく減少したためである。①収益的収支比率令和2年度は平均値を2.0%上回り、総費用の減少等により22.7%増の129.8%となり黒字となった。④売上高GOP比率前年度と比較し、営業費用の減少等により16.3%増の22.9%となり、平均値を49.0%上回っている。⑤EBITDA令和2年度は総費用が減となり平均値以上の指標となったが、近年は平均値を下回っており経営改善に向けた取り組みが必要である。
2012201320142015201620172018201920202021-50,000,000千円0千円50,000,000千円100,000,000千円150,000,000千円200,000,000千円250,000,000千円300,000,000千円350,000,000千円400,000,000千円450,000,000千円500,000,000千円550,000,000千円600,000,000千円敷地の地価
20122013201420152016201720182019202020210千円50,000千円100,000千円150,000千円200,000千円250,000千円300,000千円350,000千円400,000千円450,000千円500,000千円550,000千円600,000千円設備投資見込額
20122013201420152016201720182019202020210%企業債残高対料金収入比率

資産等の状況について

本市駐車場整備事業は、地方公営企業法を適用していないため、一部指標について「該当数値なし」としている。⑧設備投資見込額令和2年度末に策定した経営戦略では、令和3年度以降に駐車場躯体等の大規模改修を予定していた。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響で令和3・4年度は改修工事を延期し、定期的な点検・修繕によるメンテナンスを実施するのみの予定のため、適切な範囲内での維持管理費による運営が見込まれる。ただし、令和5年度以降には駐車場躯体等の大規模改修が予定され、設備投資に係る費用の増加が見込まれる。
201220132014201520162017201820192020202174%76%78%80%82%84%86%88%90%92%94%96%98%稼働率

利用の状況について

⑪稼働率令和2年度は新型コロナウイルス感染症の影響により利用者が減少し、前年度から7.2%の減となった。近隣に民間の同業他社による時間貸駐車場が増加したこと等に伴う利用者の分散が影響し、近年は減少傾向にあったが、令和元年度に改修工事が完了した籠田公園の利用者の増加に伴い、駐車場の稼働率も今後は増加を見込んでいる。また、平均値を大きく下回る状況となっている要因として、定期利用者枠が収容台数の半数以上を占めるため、駐車場の稼働状況によっては短時間利用の入出庫が抑えられていることが考えられる。

全体総括

令和2年度については、新型コロナウイルス感染症の影響により利用者及び収益の減少があったものの、同時に総費用も減となったため、前年度と比較し経営状況の改善が見られた。同地域において民間事業者による時間貸駐車場が増加しており、市民ニーズの一部が充足されたことにより、利用台数が減少傾向にあるが、リニューアルによる籠田公園の利用者及び近隣店舗等への回遊の増加に伴い、今後は増加を見込んでいる。このような状況を踏まえ、令和4年度から上部の籠田公園と一体的に維持管理・運営を行う指定管理に取り組み、更なる駐車場の利用及び利用料金収入の増加を目指している。