収益等の状況について
・収益的収支比率は、231.6%で単年度では黒字である。・収益的収支比率は、類似施設平均値を上回っている。その他収益関連項目も全国平均、類似施設平均値を上回っている項目が多いため収益状況は健全であると分析する。・令和2年度の収益的収支比率の減少は新型コロナウイルス感染症による集客イベントの中止、商店の休業、民間企業の出勤制限等で利用者の減少が要因と分析する。・本市では、駐車場会計の収益を最大限に一般会計に繰出しており、総費用に含むため総費用が高い傾向にある。・本施設は、JR藤枝駅を核とした中心市街地活性化基本計画区域内にあるため、中心市街地活性化事業による再開発事業の動向を注視しながら運営を行う。
資産等の状況について
・供用開始から43年が経過しており、施設や設備に経年劣化がみられる。・令和3年度から、藤枝市営駅前駐車場用地を藤枝駅前二丁目市有地有効活用事業として事業者を公募し、駐車場機能を有する施設を採用する予定である。・藤枝駅前二丁目市有地活性化事業による建設工事着工まで現状の施設を保守点検し運営する。
利用の状況について
・駐車場利用形態は、時間貸しと定期貸しの利用である。・稼働率は、平成28年度から下がっており、令和2年度は全国平均、類似施設平均値を下回っている。・平成28年度から稼働率が下がった理由として市営駅前駐車場の近隣に藤枝市営藤枝駅北口駐車場や民間の駐車場が建設されたためと推測する。・令和2年度の稼働率の減少は、新型コロナウイルス感染症による集客イベントの中止、商店の休業、民間企業の出勤制限等による利用者の減少が要因と分析する。
全体総括
・新型コロナウイルス感染症による影響を受けたが、令和2年度の収益等の状況、利用状況を分析すると類似施設平均値を上回る又は、平均値に近い数値であるため健全な経営状況であると判断する。・今後の資産の状況は、藤枝市駅前二丁目市有地有効活用事業の中で活用を進めていきたい。