多治見市：豊岡駐車場

収益等の状況について

①収益的収支比率黒字を維持しているが、全国平均を下回っている。これは、周辺に民間駐車場が増えたこと、駅から離れていることから収益を増やしにくい状況にあるためだが、近隣公共施設（図書館等複合施設）との連携や経費削減等により100％以上を維持している。②他会計補助金比率・③駐車場一台あたりの他会計補助金額他会計との関連性はない。④売上高GDP比率・⑤EBITDAいずれの指標も全国平均を下回る状況である。①にあるとおり駅から離れているため収益を増やしにくい状況だが、近隣公共施設（図書館等複合施設）との連携強化、中心市街地との連携等を期待する。また、施設の老朽化により、大規模修繕（キュービクル更新）を実施したことも起因する。

資産等の状況について

設備投資については指定管理者と検討し、状況に合わせて対応している。また、施設の老朽化により、令和元年度は、キュービクルを更新した。また、⑥有形固定資産減価償却率・⑨累計欠損金比率については、地方公営企業法を適用していないため「該当数値なし」となっている。

利用の状況について

稼働率は全国平均を下回るが、おおむね横ばい。周辺に民間駐車場が増えたこと、駅から距離がはなれていることが原因と思われるが、近隣公共施設（図書館等複合施設）との連携強化、中心市街地との連携等などの利用促進ＰＲにより今後の改善を期待する。

全体総括

駅から距離があり立地的に厳しい状況だが、近隣公共施設（図書館等複合施設）の駐車場としての役割も大きい施設である。全国平均には及ばない指標が多いが黒字を維持しているため、近隣公共施設（図書館等複合施設：同じ指定管理者が管理運営している）との連携などの利用促進ＰＲにより今後の改善を期待する。ただし、新型コロナウイルス感染症の影響による、公共施設臨時休館等により大きく影響を受けており、利用の減少が見込まれる。