🗾17:石川県 >>> 🌆宝達志水町:国民健康保険志雄病院
末端給水事業
特定環境保全公共下水道
農業集落排水
特定地域生活排水処理
個別排水処理
国民健康保険志雄病院
町立宝達志水病院
地域において担っている役割国保直診病院である国民健康保険志雄病院は、地域に密着した病院として地域住民の健康と医療の確保のために果たすべき役割を継続して提供することが求められている。特に医療・保健・福祉(介護)の連携については、体制を強化し「地域包括医療・ケア」の更なる構築を図る必要がある。また、町の保健部門と連携して医療費の抑制策にも取り組むものとし、特定健康診査・特定保健指導事業を積極的に実施するものとする。 |
経常収支比率医業収支比率累積欠損金比率病床利用率入院患者1人1日当たり収益外来患者1人1日当たり収益職員給与費対医業収益比率材料費対医業収益比率 |
経営の健全性・効率性について国民健康保険志雄病院の経営状況は、平成14年度から平成28年度までの15年間、経常収支が黒字となり、平成24年度で累積欠損金は解消された。平成29年4月末で国民健康保険志雄病院を廃止したため、平成29年4月のみの1カ月間の決算である。また、移転新築した上で平成29年5月に町立宝達志水病院を開院した。平成29年4月の決算は、平成29年5月から町立宝達志水病院の開院に際し、入院患者等を減らししたため収益が減り、引っ越しやシステム改修等の費用が増えた。このため、①経常収支比率、②医業収支比率、③累積欠損金比率、④病床利用率が下がり、⑦職員給与費対医業収益比率が上がった。これからも健全経営を目指すものであるが、今後は、建物及び医療機器等の減価償却費、企業債償還額が大幅に増えることが予想される。 |
有形固定資産減価償却率器械備品減価償却率1床当たり有形固定資産 |
老朽化の状況について国民健康保険志雄病院は、昭和38年3月に建築されたもので、以降増改築を繰り返し、古い建物は55年間経過していた。さらに、平成18年5月に実施した耐震診断の結果では、調査対象の4棟すべてにおいて耐震性能は不十分で、必要能力の4~6割の耐震性能であった。このため、移転新築することとし、平成28年2月に新病院新築工事に着工、平成29年3月末に完成、平成29年5月に町立宝達志水病院を開院することとした。以上により、平成29年度の国民健康保険志雄病院の決算については、平成29年4月の1カ月のみの決算である。平成29年4月については、町立宝達志水病院の開院に際し、必要な医療機器等を更新、新規購入等を行い医療体制の充実を図った結果、①有形固定資産減価償却率、②器械備品減価償却率が下がった。 |
全体総括平成29年4月に国民健康保険志雄病院を廃止したため、平成29年度の決算については、平成29年4月の1カ月のみである。国民健康保険志雄病院は地方公営企業として、地域医療の確保のため自らに期待されている役割に基づき、住民に対し恒常的に良質の医療を提供するとともに、安定的な経営基盤を確保する必要がある。このことから、積極的に経営の効率化を図るものとする。・町立宝達志水病院建設後に起債の償還額及び減価償却費が増大するため、経常収支が当面赤字となるが早期の黒字化を目指す・病床利用率、外来患者数の増加による収入確保・診療単価の引き上げによる収入確保・経費、材料費など費用比率の抑制・職員数の適正管理による人件費の節減 |
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