三戸町：公共下水道

経営の健全性・効率性について

①収益的収支比率増加傾向にあるものの依然として低く、収入面において一般会計繰入金が占める割合が大きい。④企業債残高対事業規模比率減少傾向にあるが、類似団体と比較すると依然として高い。⑤経費回収率増加傾向にあるものの依然として低く、収入面において一般会計繰入金が占める割合が大きい。⑥汚水処理原価近年はほぼ横ばいとなっているが、類似団体の平均値に近づいてきていることから、汚水処理が効率的になってきている。⑦施設利用率接続数の増加に伴い増加傾向にあるが、新たな管渠整備を行っていないため、微増にとどまっている。⑧水洗化率接続数の増加に伴い増加傾向にあるが、新たな管渠整備を行っていないため、微増にとどまっている。

老朽化の状況について

③管渠改善率供用開始から１１年が経過したが、管渠の老朽化等大きな異常が無いため、管渠の更新は実施していない。

全体総括

施設利用率及び水洗化率を増加させるため、費用対効果を考慮しながら管渠整備を進める必要がある。経費回収率の増加及び汚水処理原価の減少させるため、維持管理に係る業務委託内容の見直しを行い、維持管理費用の削減を図る。使用料収入の増加に向けて、未接続世帯への接続依頼を引き続き行うとともに、管渠整備がある程度進んだ段階で使用料の見直しについて検討する。老朽化について、令和２年度に実施した腐食する恐れが大きい箇所の点検では、緊急性の高い異常が見られなかった。今後も計画的に点検・調査を実施し、その結果改築・修繕が必要な箇所が生じた場合は、計画的に改築・修繕を実施する。