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02:青森県
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人口の推移
財政比較分析表(2020年度)
財政力
財政力指数の分析欄
財政力指数については、全国の中でも低い水準にあるが、平成24年度以降は上昇傾向にある。令和2年度は、分母(基準財政需要額)が社会保障関係費等の増により増となったものの、地方消費税等の増により分子(基準財政収入額)が分母を上回って増となった結果、前年度より上昇した。
財政構造の弾力性
経常収支比率の分析欄
経常収支比率については、依然として公債費が高い水準にあり、財政の硬直度合いは高い。令和2年度は、補助費や維持補修費の増等により、分子(経常経費充当一般財源等)が増となったものの、地方税や地方交付税の増により分母(経常一般財源等総額)が分子を上回って増となったことから、比率は減となった。
人件費・物件費等の状況
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
人口1人当たり人件費・物件費等決算額については、地理的要因等により内部管理経費等が他団体に比較し多くなる傾向にあることから、全国の中でも高い水準にある。青森県行財政改革大綱に基づき、引き続き人件費の適正管理に取り組むほか、組織の見直し、内部コストの抑制及び民間活力の活用などの取組を推進することとしている。
給与水準(国との比較)
ラスパイレス指数の分析欄
給与制度や諸手当については、社会経済情勢の変化や人事委員会勧告も踏まえつつ、適切な見直しに努めており、全国の中でも低い水準となっている。引き続き、青森県行財政改革大綱に基づき、給与制度や諸手当について適時適切に見直し、適正な給与制度を確保することとしている。
定員管理の状況
人口10万人当たり職員数の分析欄
人口10万人当たり職員数については、これまでの定員適正化の取組により、類似団体に比べ低い水準となっている。引き続き、青森県行財政改革大綱に基づき、適正な定員管理を行う。
公債費負担の状況
実質公債費比率の分析欄
実質公債費比率については、北海道・東北新幹線に係る建設負担金などの影響により全国の中では高い水準にあるが、近年は、県債の発行抑制や借入利率の低下などにより減少傾向にある。
将来負担の状況
将来負担比率の分析欄
将来負担比率については、全国の中でも低い水準にあり、引き続き、青森県行財政改革大綱に基づき、県債の発行抑制により県債残高の圧縮に努めるとともに、交付税措置のある起債を活用すること等により、将来負担の軽減に努めることとしている。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2020年度)
人件費
人件費の分析欄
人件費に係る経常収支比率は、定員適正化の着実な実施等の結果として、平成24年度以降は類似団体及び全国平均を下回って推移している。青森県行財政改革大綱に基づき、引き続き職員給与・職員数の適正化等に取り組むこととしている。
物件費
物件費の分析欄
物件費に係る経常収支比率は、類似団体及び全国平均をともに上回っている。本県は広大な面積に加え、積雪寒冷地であることから、内部管理経費等が他団体に比較し多くなる傾向にあるものと考えられる。今後も、優先度を踏まえた施策の重点化に取り組むとともに、青森県行財政改革大綱に基づく、組織の見直し、内部コストの抑制などの取組を推進することとしている。
扶助費
扶助費の分析欄
扶助費に係る経常収支比率は、類似団体及び全国平均と同程度で推移しているが、令和2年度は生活保護費等の減により微減となった。
その他
その他の分析欄
その他に係る経常収支比率について、本県は広大な面積に加え、積雪寒冷地であることから、例年、除雪費等が他団体に比較し多くなる傾向にあり、令和2年度は除雪費等の増により、増となった。
補助費等
補助費等の分析欄
補助費等に係る経常収支比率は、類似団体及び全国平均をともに下回っている。平成30年度から国民健康保険関連経費が国民健康保険事業会計への繰出金に移行したことにより、一時的に減少したものの、社会保障関係費の増加等により、近年、決算額は上昇傾向にあることから、引き続き、毎年度の予算編成において、更なる事務事業の見直しを行うこととしている。
公債費
公債費の分析欄
公債費に係る経常収支比率は、類似団体及び全国平均をともに上回っている。これは、北海道・東北新幹線に係る建設負担金等を含む県単独事業費が高い水準で推移してきたこと等によるものである。今後とも、青森県行財政改革大綱に基づき、県債発行の抑制等により、県債残高の圧縮に努め、将来の公債費負担の軽減を図ることとしている。
公債費以外
公債費以外の分析欄
公債費以外の経費に係る経常収支比率は、類似団体を下回っている。これは、人件費、補助費等に係る経常収支比率が類似団体を下回っていることによるものである。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2020年度)
議会費
労働費
消防費
諸支出金
総務費
農林水産業費
教育費
前年度繰上充用金
民生費
商工費
災害復旧費
衛生費
土木費
公債費
目的別歳出の分析欄
歳出決算総額は、住民一人当たり581,989円となっている。・民生費は住民一人当たり89,301円、衛生費は住民一人当たり34,087円、商工費は住民一人当たり65,150円となっており、前年度から大幅に増加しているが、いずれも新型コロナウイルス感染症対策関連経費による増が主な要因である。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2020年度)
人件費
補助費等
災害復旧事業費
投資及び出資金
物件費
普通建設事業費
失業対策事業費
貸付金
維持補修費
普通建設事業費(うち新規整備)
公債費
繰出金
普通建設事業費(うち更新整備)
積立金
前年度繰上充用金
性質別歳出の分析欄
歳出決算総額は、住民一人当たり581,989円となっている。・人件費は、住民一人あたり126,015円となっており、住民一人当たりではほぼ横ばいという状況であるが、類似団体と比較しても低い水準となっている。・維持補修費は住民一人当たり11,054円となっている。本県は広大な面積に加え、積雪寒冷地であることから除雪経費等が類似団体より多くなる傾向があり、高い水準となっている。・補助費等は、住民一人当たり137,096円となっており、令和2年度は新型コロナウイルス感染症対策関連経費の増等により、類似団体と同様に増加した。・普通建設事業費は、住民一人当たり108,946円となっており、国補正予算関連事業の増等により、類似団体と同様に増加した。・公債費は、住民一人当たり89,057円となっており、近年の借入利率の低下傾向等による償還利子の減等はあるものの、住民一人あたりではほぼ横ばいという状況である。
実質収支比率等に係る経年分析(2020年度)
分析欄
実質収支額は、いずれの年度も黒字となっている。令和2年度は新型コロナウイルス感染症対策に係る国庫支出金の一部について、所要額を上回って交付された分が令和2年度内に精算されなかったこと等により、前年度より大幅に増となっている。実質単年度収支は、令和2年度において赤字要素である財政調整基金の取崩が生じたものの、実質収支が前年度より増となったことにより、黒字となっている。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2020年度)
分析欄
連結実質赤字比率は、いずれの年度も全ての会計において黒字となっている。病院事業会計において、令和2年度は新型コロナウイルス感染症の影響はあったものの、標準財政規模に対する黒字額の比率が前年度と比べて増加したもので、平成28年度からの推移をみても増加傾向であり、平成29年度から令和2年度にかけては同水準で推移している。その主な要因としては、収入面では、平均在院日数の短縮や病床の効率的な運用による病床利用率の改善、高度・専門医療の充実に取り組んできたことに伴う診療単価の増等によるものであり、費用面では、各種契約等について市場価格等の情報収集を行い、安全を確保しながら、より低廉な方法等を追求するなど、収入・費用両面において取組を進めてきたことによるものである。国民健康保険特別会計において、令和2年度の標準財政規模に対する黒字額の比率が大幅に増加している主な要因としては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う受診控え等の影響により、療養の給付等に要する費用が減少したことによるものである。
実質公債費比率(分子)の構造(2020年度)
分析欄
実質公債費比率の分子は、県債発行の抑制等による公債費の抑制を図ったこと等により、平成21年度以降減少傾向にある。元利償還金等は依然として高い水準にあるが、これは、北海道・東北新幹線に係る建設負担金等を含む県単独事業費が高い水準で推移してきたこと等によるものである。
分析欄:減債基金
減債基金積立相当額の積立ルールが30年償還で毎年度の積立額を発行額の30分の1として設定しているのに対して、本県においては、新発債の場合は28年償還(2年据置)、借換債の場合は、残存償還期間で元金均等相当積立として設定しているため、減債基金残高と減債基金積立相当額に乖離が生じている。
将来負担比率(分子)の構造(2020年度)
分析欄
将来負担比率の分子は、減少傾向にある。これは、一般会計等に係る県債残高の総額が減少傾向にあるほか、退職手当負担見込額等も減少傾向にあること等によるものである。引き続き、県債の発行抑制により、県債残高の圧縮に努めるとともに、交付税措置のある起債を活用すること等により、将来負担の軽減に努めることとしている。
基金残高に係る経年分析(2020年度)
基金残高合計
基金全体
(増減理由)財政調整基金は、取崩額が運用利息及び地方財政法の規定に基づく歳計剰余金の積立額を上回ったことにより減となった。減債基金は利息の積立により増となった。その他特定目的基金については、公共施設等整備基金等の積立があったことにより増となっている。(今後の方針)それぞれの基金の目的に応じて適切に積立て・取崩しを行うほか、財政調整基金及び減債基金については、青森県行財政改革大綱に基づく財源確保の取組を進める等により、基金の確保に努めていく。
財政調整基金
財政調整基金
(増減理由)令和2年度は、取崩額が運用利息及び地方財政法の規定に基づく歳計剰余金の積立額を上回ったことにより減となっている。(今後の方針)財政調整用基金残高は、「財政改革プラン」を策定した平成15年度と比べて半分以下と十分な水準にないことから、不測の事態等には基金を活用しつつも、青森県行財政改革大綱に基づく財源確保の取組を進める等により、今後とも基金の確保に努めていく。
減債基金
減債基金
(増減理由)令和2年度は、その運用利息の積立により増となっている。(今後の方針)青森県行財政改革大綱に基づく財源確保の取組を進める等により、今後とも基金の確保に努めていく。
その他特定目的基金
その他特定目的基金
(基金の使途)国民スポーツ大会開催基金:国民スポーツ大会の開催及び開催準備並びに大会に向けた競技力の向上を図るための事業の実施(増減理由)公共施設等整備基金:県有施設の老朽化対策に必要な財源を確保し、後年度負担の軽減を図るため積立したことにより、増となっている。地域振興基金:青森県基本計画に基づく諸施策の推進や県政の重要課題への対応を図るため積立したことにより、増となっている。国民スポーツ大会開催基金:国民スポーツ大会の開催に備え、将来負担の軽減を図るため積立したことにより、増となっている。(今後の方針)国民スポーツ大会開催基金:先催県における状況を踏まえ、将来負担の軽減に向け、段階的な積立を行っていく。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2020年度)
有形固定資産減価償却率
有形固定資産減価償却率の分析欄
有形固定資産減価償却率については、類似団体平均を下回っている。引き続き、老朽化した施設等について、計画的に長寿命化を進めていくなど、公共施設の適正管理に努める。
(参考)債務償還比率
債務償還比率の分析欄
債務償還比率については、類似団体平均をやや下回っている。分子となる将来負担額については、県債の新規発行抑制等による公債費負担の軽減と県債残高の圧縮により低下していくことが想定される。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
将来負担比率、有形固定資産減価償却率とも類似団体平均を下回って推移している。引き続き、老朽化した施設等について、計画的に長寿命化を進めていくなど、公共施設の適正管理に努めるとともに、青森県行財政改革大綱に基づき、県債の新規発行の抑制等により、公債費負担の軽減と県債残高の圧縮に努めていく。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
実質公債費比率は類似団体並、将来負担比率は類似団体より低い水準で推移しており、いずれも改善傾向である。これは、青森県行財政改革大綱に基づき、県債の新規発行の抑制等により、公債費負担の軽減と県債残高の圧縮に努めてきたことによるものである。なお、将来負担比率が低下傾向にあるため、実質公債費比率については、今後も低下していくものと想定される。
施設類型別ストック情報分析表①(2020年度)
道路
橋りょう・トンネル
公営住宅
港湾・漁港
空港
学校施設
図書館
博物館
施設情報の分析欄
累計施設ごとの有形固定資産減価償却率については、一部の類型で類似団体平均を上回っている。有形固定資産減価償却率が類似団体に比べて高い水準にある公営住宅については、建築から40年以上が経過し、老朽化が著しいこと等を踏まえ、計画的な建替を進めている。同様に、有形固定資産減価償却率が類似団体に比べて高い水準にある空港については、滑走路等について減価償却期間が満了しているが、計画的に維持補修を行い施設の供用性を確保している。
施設類型別ストック情報分析表②(2020年度)
体育館・プール
陸上競技場・野球場
県民会館
保健所
試験研究機関
警察施設
庁舎
消防施設
施設情報の分析欄
累計施設ごとの有形固定資産減価償却率については、多くの類型で類似団体平均を下回っている。保健所については、有形固定資産減価償却率が類似団体に比べて著しく低い水準にあるが、平成26年度に弘前地区健康福祉庁舎の新築を行い移転集約化を行ったためである。庁舎については、平成30年度に本庁舎の長寿命化改修工事が終了し、分母となる有形固定資産が増加したため低下している。
財務書類に関する情報①(2020年度)
資産合計
負債合計
1.資産・負債の状況
・一般会計等においては、資産総額が前年度末から6,251百万円の減少(▲0.3%)となった。これは、インフラ施設に係る減価償却累計額の増加に伴う有形固定資産の減(28,445百万円)等によるものである。同様に負債総額が前年度末から42,204千円の減少となった。これは固定負債における地方債が減(46,621百万円)となったこと等によるものである。
純経常行政コスト
純行政コスト
2.行政コストの状況
・一般会計等においては、経常費用は608,108百万円となり、そのうち人件費等の業務費用は306,791百万円、補助金や社会保障給付等の移転費用は301,317百万円であり、移転費用より業務費用のほうが多い。業務費用の主なものは人件費(159,495百万円)と物件費等(133,933百万円)であり、合わせて純行政コストの50.2%を占めており、引き続き定員適正化による人件費の抑制や物件費の縮減に努める。・全体においては、純行政コストは一般会計等より125,068百万円、連結においては125,146百万円多くなっているが、これはH30年度に国民健康保険特別会計が新設されたこと等によるものである。
本年度差額
本年度末純資産残高
本年度純資産変動額
3.純資産変動の状況
・一般会計等においては、税収等の財源(620,590百万円)が純行政コスト(584,963百万円)を上回ったことから、本年度差額は35,626百万円となり、純資産残高は35,953百万円の増となった。これは、純行政コストが増(51,479百万円)となったものの、税収等(10,807百万円)及び国県等補助金(56,615百万円)も増となったことによる。全体及び連結においては、本年度差額が増となったこと等の影響により、純資産残高も増となった。
業務活動収支
投資活動収支
財務活動収支
4.資金収支の状況
・一般会計等においては、業務活動収支は53,879百万円、投資活動収支は▲7,719百万円となった。財務活動収支については、地方債等償還支出が地方債等発行収入を上回ったこと等により33,669百万円となり、本年度資金残高は前年度から12,490百万円増加し、32,353百万円となった。・全体においては、一般会計等に比べ投資活動収支が7,413百万円、財務活動収支が430百万円とそれぞれ少ないものの、業務活動収支が11,695百万円多いことにより、本年度資金収支額としては、一般会計等より3,854百万円多くなっている。
財務書類に関する情報②(2020年度)
①住民一人当たり資産額(万円)
②歳入額対資産比率(年)
③有形固定資産減価償却率(%)
1.資産の状況
住民一人当たり資産額や歳入額対資産比率については、類似団体平均値を下回っているものの、有形固定資産減価償却率については、類似団体平均値とほぼ同程度となっている。引き続き、老朽化した施設等について、計画的に長寿命化を進めていくなど、公共施設の適正管理に努める。
④純資産比率(%)
⑤将来世代負担比率(%)
2.資産と負債の比率
純資産比率については、類似団体平均値を下回っており、将来世代負担比率については、類似団体平均値を上回っている状況である。純資産比率や将来世代負担比率の改善のため、青森県行財政改革大綱に基づき、県債の新規発行の抑制等により地方債残高の圧縮に努める。
⑥住民一人当たり行政コスト(万円)
3.行政コストの状況
住民一人当たりの行政コストについては、類似団体平均値とほぼ同程度である。引き続き、適正な定員管理等による人件費の抑制や、組織の見直し、内部コストの縮減による物件費等の抑制を推進する。
⑦住民一人当たり負債額(万円)
⑧基礎的財政収支(百万円)
4.負債の状況
住民一人当たりの負債額については、類似団体平均値とほぼ同程度である。負債の大宗を占める地方債残高について、引き続き青森県行財政改革大綱に基づき、県債の新規発行の抑制等により地方債残高の圧縮に努める。基礎的財政収支については、62,980百万円の黒字となっており、類似団体平均値を上回っている状況である。引き続き税収等の歳入の確保及び内部コストの縮減等の取組を推進する。
⑨受益者負担比率(%)
5.受益者負担の状況
受益者負担比率については、類似団体平均値とほぼ同程度である。使用料及び手数料については、諸経費の状況等を勘案し、毎年度見直しを実施しているところであり、今後とも適正な受益者負担となるように取り組んでいく。