北海道:緑ヶ丘病院

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2020年度)

地域において担っている役割

十勝第三次医療圏における精神科救急及び急性期医療の病院として、平成27年3月から精神科救急入院料病棟の運用を開始し、入院後の早期の地域生活への移行や、退院後の訪問看護等による在宅支援、圏域で唯一となる児童・思春期精神科医療の専門外来や専用病床を有するなど、圏域における中心的な役割を担っている。

経営の健全性・効率性について

①経常収支比率については、新型コロナウイルスの影響による入院患者や外来患者の減少により、医業収益の減少はあったものの、主に基準外繰入である精神病院運営費等の繰入金の増加により前年度とほぼ同程度となった。⑤入院患者1人1日当たり収益については、診療報酬の高い精神科救急入院病棟があるため、例年平均値を上回っているが、令和2年度は基準を満たす患者が減少したため収益も減少した。⑥外来患者1人1日当たり収益については、比較的外来単価の高い成人患者の診察をする一般外来の医師数の減少により、患者数が減少したため収益も減少した。

老朽化の状況について

①有形固定資産減価償却率及び③1床当たり有形固定資産については、耐用年数を過ぎてからも使用しており、毎年度必要最低限の更新しかしていないため同程度で推移している。②器械備品減価償却率については、令和元年度に電子カルテシステムの更新により下落したが、令和2年度は経年により上昇した。

全体総括

「1.経営の健全性・効率性」の指標である②医療収支比率、④病床利用率、⑤入院患者及び⑥外来患者1人1日当たり収益は新型コロナウイルス感染症等の影響により下落した。引き続き、圏域内で必要とされる機能の充実を図り、他の医療機関との連携を図りながら患者数を確保していく。また、「2.老朽化の状況」の指標である①有形固定資産減価償却率や②器械備品減価償却率は上昇傾向にあるため、耐用年数を経過した設備等の更新を進めるとともに、患者ニーズに対応した療養環境を整備し医業収益の確保を図ることが必要となる。

類似団体【9】

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