事業・施設概要
| 都道府県 | 鹿児島県 | 経営主体 | 姶良市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A4 | 行政区域内人口 | 78,056人 |
| 現在給水人口 | 77,434人 | 給水区域面積 | 8,309ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
①経常損益については、類似団体平均及び全国平均を上回っているが、年々平均値に近接している。②累積欠損金は発生しておらず、今のところ健全な経営であると言えるが、今後も健全経営を維持するため、今般の物価上昇等を踏まえた費用削減や更新投資に充てる財源の確保のため、料金改定等を検討していく必要がある。施設の新設・老朽管更新及び物価高騰の影響で、③流動比率は上昇、④企業債残高は微減しているものの、依然として高い水準となっている。今後も建設改良費等に充てる企業債の借入を計画していることから、更なる経営改善を図っていく必要がある。⑤料金回収率は、平均を上回っているが、R6年度は減少が顕著なことから、経営改善に向けた動きを加速する必要がある。⑥費用の効率性については、給水原価は平均を下回っているが、年々上昇しており、今後も維持管理費の節減を行い、原価上昇の抑制に努めていく必要がある。⑦施設利用率は、平均を下回っており、給水人口も微減傾向が見られる、施設規模が過大な状況が明らかであり、利用率も低下が続いていることから、適切な施設利用に向け、施設の在り方を大幅に見直す必要がある。⑧供給した配水量の効率性については、おおむね高い水準を維持していることから、引き続き、有効的な水の供給がなされるよう努める。
老朽化の状況について
①施設全体の減価償却の状況については、平均を下回っているものの、年々増加傾向にあるため、保有資産が法定耐用年数に近づいている。②管路の経年化の状況をみても法定耐用年数を超えた管路延長の割合が年々上昇しており、管路の老朽化が進んでいることがうかがえる。ここ数年は計画的に管路更新に取り組んできたため、③管路更新率は平均を上回っており、今年度は昨年度と比べて微増しているものの、平均値に近いことから、管路の経年化率が年々増加している状況も踏まえた管路更新を計画的、継続的に取り組む必要がある。
全体総括
経営の健全性・効率性においては、類似団体と比較して平均を上回る項目が多くあるものの、平均値と近接する値が増加しており、経営状況の悪化がみられる。また、施設・管路の老朽化に伴う更新事業の増加に伴い、給水収益に対する企業債残高の割合の上昇も続いている。今後、施設及び管路の更新需要は更に高まる傾向にあり、物価高騰等による影響も大きくなっていることから、経営状況を分析し、適切な投資計画・更新計画を立て、かつ、事業の見直しや費用の削減を検討し経営改善を図り、水道料金の見直しも含めた財源確保に取り組む必要がある。また、施設利用率を適正に維持するため、施設の利用状況や適正規模を分析し、施設の統廃合・ダウンサイジング等を検討していく必要がある。
経営状況
収支構造
総額14.0億円
総額12.5億円