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地域において担っている役割八女・筑後医療圏において、緩和ケア医療の拠点医療機関としての役割を担っている。具体的には、がん患者を対象とした入院および外来診療に加え、在宅療養支援病院として主に末期のがん患者を対象とした訪問診療を行っている。 |
経常収支比率医業収支比率修正医業収支比率累積欠損金比率病床利用率入院患者1人1日当たり収益外来患者1人1日当たり収益職員給与費対医業収益比率材料費対医業収益比率 |
経営の健全性・効率性について入院は新型コロナウイルス感染症が令和5年5月から5類感染症へ移行したことに伴い、病棟の面会制限を緩和したことで、在宅から入院を希望する患者数が新型コロナウイルス感染症流行前の水準に戻り、病床利用率も83.2%と前年比5.4ポイント上昇した結果、入院収益は増収となった。また、外来は延外来患者数が前年比2%減少したものの、外来診療単価が前年比2.5%上昇したことで、外来収益も増収となった。医業費用は医業収益の伸びに比べて抑制されたことにより、医業収支比率は92.1%と前年比5.8ポイント改善、経常収支比率についても97.1%と前年比5.5ポイント改善し、類似団体の平均値と同レベルまで改善することができた。 |
有形固定資産減価償却率器械備品減価償却率1床当たり有形固定資産 |
老朽化の状況について開院後約13年が経過し、設備や機械の一部に老朽化がみられる。耐用年数を経過した器械等については計画的に予算措置を行い、修繕または更新を行う予定である。 |
全体総括令和5年度は、新型コロナウイルス感染症5類移行の影響により、医業収支比率および経常収支比率ともに前年度より改善することができた。また、類似団体比較においても、医業収支比率は平均値を上回り、経常収支比率は平均値と同等レベルまで改善が図られたものの、経常収支については純損失を計上する決算となった。今後も、八女・筑後医療圏における緩和ケア医療の拠点としての役割を担うため、地域の医療機関とより一層の連携強化を図ることで、病床利用率の向上による入院収益の確保と在宅医療の強化による外来収益の増加を実現し、経営の健全性を高めていく予定である。 |
出典:
経営比較分析表
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