公共下水道
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経常収支比率累積欠損金比率流動比率企業債残高対事業規模比率経費回収率汚水処理原価水洗化率 |
経営の健全性・効率性について①経常収支比率100％を超えており、健全な経営状態です。また、類似団体の平均値も上回っており、良好な水準となっています。②累積欠損金比率累積欠損金はありません。③流動比率100％を超えており、健全な経営状況です。企業債の返済が進んでいるため、今後も改善が進む見込みです。④企業債残高対事業規模比率類似団体よりやや高い水準ですが、企業債残高の減少に伴い、年々減少しています。⑤経費回収率100％を超えており、適正な運営状況です。また、類似団体の平均値を上回っており、良好な水準です。⑥汚水処理原価企業債残高の減少に伴う支払利息の減少などにより減少傾向にありますが、類似団体の平均値と比較すると高い水準にあります。今後も適正な運営を行う必要があります。⑦施設利用率汚水の処理施設を所有していないため、当指標の表示はありません。⑧水洗化率99％を超えており、類似団体と比較しても高い水準にあります。 |
有形固定資産減価償却率管渠老朽化率管渠改善率 |
老朽化の状況について①有形固定資産減価償却率平成10年度末に普及率が100％となっており、減価償却が進んでいくため、今後上昇が進む見込みです。また、類似団体と比較すると高い水準にあります。老朽化による事故を未然に防ぐため、計画的かつ効率的な更新を行っていく必要があります。②管渠老朽化率令和4年度に耐用年数を超えた管渠が発生しており、今後も法定耐用年数を超える管渠が増加する見込みです。下水道ストックマネジメント計画により、計画的かつ効率的な管渠の更新を進めていく必要があります。③管渠改善率令和元年度から下水道ストックマネジメント計画に基づく計画的かつ効率的な更新を進めており、令和2年度から管渠の更新が発生しています。 |
全体総括経常収支比率は124.60％、経費回収率は123.83％であり、継続して100％を超えています。また、企業債残高の減少も進んでおり、それに伴って企業債残高対事業規模比率の減少も続いています。このことから、春日市下水道事業は引き続き健全な経営状態であると判断できます。しかしながら、高い水洗化率や人口減少などにより、今後は増収が見込めない状況にあります。一方で、老朽化に伴う管渠更新や浸水対策等により、費用は増加傾向になると予想されます。さらに、物価高の影響による費用の増加も見込まれ、下水道事業をとりまく環境は更に厳しさを増すと予想されます。そのため、収入面では適正な使用料収入を確保し、支出面では下水道ストックマネジメント計画に基づく計画的な管渠の更新を行うことにより改築費用の平準化を図りつつ、企業債残高を減らすなどの経費削減に努めます。また、経営戦略の進捗状況を毎年度確認し、安定した経営の継続に努めます。 |
出典：
経営比較分析表
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