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福岡県:精神医療センター太宰府病院の経営状況(2023年度)

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収録データの年度

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経営比較分析表(2023年度)

地域において担っている役割

太宰府病院は、公的医療機関として、採算性の確保が困難な精神科医療を提供するほか、民間の医療機関では処遇が困難な患者の積極的な受入や、災害発生時における精神医療の提供、依存症対策や入院患者の地域移行・定着支援をはじめとする本県の施策推進への協力等、本県の精神医療の中核機関としての役割を担っている。

経常収支比率

医業収支比率

修正医業収支比率

累積欠損金比率

病床利用率

入院患者1人1日当たり収益

外来患者1人1日当たり収益

職員給与費対医業収益比率

材料費対医業収益比率

経営の健全性・効率性について

太宰府病院は、県に精神科病院の設置義務があることを踏まえ、公設民営化により県の精神医療の中核機関として維持することとし、平成17年度から指定管理者制度を導入している。経常収支比率については、総務省の繰出基準に基づく一般会計からの繰入を行い、100%を達成している。医業収支比率については、指定管理者制度導入後、人件費の見直しや診療材料の効率的な購入等による経費削減を行い、類似病院平均値を上回る水準で推移している。累積欠損金については、今後も管理経費の縮減を図るとともに安定した管理運営を行うことで、引き続き解消に努める。収益の効率性については、入院患者及び外来患者数は増加したが、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行したことによる、新型コロナ関連補助金の減少及び物価高騰による費用の増加により、医業収益は減少した。今後も引き続き、地域の医療機関との連携による患者確保等を推進し、入院、外来ともに安定した収益の確保を図る。

有形固定資産減価償却率

器械備品減価償却率

1床当たり有形固定資産

老朽化の状況について

太宰府病院は、A棟、B棟、C棟、リハビリテーションセンター棟で構成されており、平成11年及び平成13年に各棟の全面改築が完了した。有形固定資産については、耐用年数経過に伴い順次更新を行っており、今後も引き続き計画的な更新を行っていく。

全体総括

令和5年度決算では、経常収支比率は100%を達成するとともに、累積欠損金比率は類似病院平均値を下回る水準であることから、経営状況は順調である。今後も引き続き、経営の安定に努めていく。

出典: 経営比較分析表,

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