事業・施設概要
| 都道府県 | 山口県 | 経営主体 | 美祢市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A6 | 行政区域内人口 | 21,919人 |
| 現在給水人口 | 20,130人 | 給水区域面積 | 15,067ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
給水人口減等により給水収益が減少する一方で、機器や管路の修繕費の増加から、経常収支比率は低下していたが、令和4年度は料金改定により営業収益が増加したため経常収支比率は改善した。一方で、人件費や修繕費は前年度より減少したが、動力費等エネルギー価格等の高騰により営業費用は増加した。料金回収率は料金改定による料金収入の増加により改善したが、営業費用の増加により給水原価は上昇している。流動比率は平均値を下回っているが、100%以上は維持している。企業債残高対給水収益比率は、大型事業の財源として借入を行ったため上昇している。施設利用率は平均値を下回っており、施設規模の適正化を検討する必要がある。有収率については、前年度比で微減しているものの、引き続き老朽管路の更新を実施し、改善に努めたい。本市は中山間地域で平地が少ないため、配水池やポンプ場等の施設が多く、また、給水区域に集落が点在してることから、給水人口に対して管路延長が長いなど、事業効率の悪い立地条件となっている。
老朽化の状況について
有形固定資産減価償却率は、今後も増加する見込みである。管路経年化率については、昭和50年代に布設した管路が更新時期を迎えたため、平均値に比べ大きく上回っている。今後も法定耐用年数経過資産が増加する見込みである。管路更新率は、令和4年度は平均値と比べ高くなっているが、これは大規模な水道施設統合事業の実施のなかで、一部老朽管の布設替を行ったことによるものである。施設管路ともに、重要度、優先度、及び必要となる財源を総合的に勘案しながら更新する計画を策定する予定である。なお、更新に併せて耐震化も実施することとしている。
全体総括
令和4年度に料金改定を行ったことで料金収入は増加したが、一方で、エネルギー価格等の高騰により動力費をはじめとした諸経費が増大した。令和4年度は純利益となったが、経営環境は依然として厳しい状況である。給水人口及び年間給水量は減少傾向にあり、今後も料金収入は減少が見込まれることから、施設の統廃合や規模の縮小、また広域化も視野に入れ、維持管理経費の節減に努める等、一層の経営の合理化・効率化に取り組むとともに、事業の継続や強靭な経営基盤の構築の観点から、料金改定について定期的な検討を行う必要がある。なお、水道ビジョンを経営戦略を含めたものとして、令和元年12月に改訂を行った。また、令和4年度からの料金改定を見込む収支計画を含む改定を令和3年10月に行った。今後はこの計画に基づき経営の健全化及び経営基盤の強化を図っていく。
経営状況
収支構造
総額7.2億円
総額7.0億円