事業・施設概要
| 都道府県 | 和歌山県 | 経営主体 | 上富田町 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A6 | 行政区域内人口 | 15,546人 |
| 現在給水人口 | 15,502人 | 給水区域面積 | 5,737ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率及び⑤料金回収率は類似団体平均を上回り、100%超の水準で推移しています。また、③流動比率は類似団体平均を下回ってはいるものの300%を超えており、短期的な支払い能力に対する懸念は現在のところありません。給水に係る費用が給水収益で賄えており、経営状態は安定しているといえます。企業債の発行を抑制しているため、④企業債残高対給水収益比率は類似団体平均より低い水準で推移していますが、更新時期が到来している施設や管路の更新は大きな課題の一つであり、⑧有収率が低下傾向を示していることからも、漏水対策の実施等、老朽化に係る取組みの強化が必要となります。⑥給水原価は類似団体平均を大きく下回る低い水準で推移しており、現状、効率的な給水ができていますが、今後は施設の老朽化に伴う維持管理費の増大や修繕費等の負担増が予測されるため、上昇していくことが懸念されます。また、高い水準で推移している⑦施設利用率から、施設の利用状況や規模は現状においては適正と言えますが、今後、施設の更新を行う際には、将来的な人口の減少を見据えた適正な施設規模の検討も必要となってきます。
老朽化の状況について
類似団体平均を上回っている①有形固定資産減価償却率及び②管路経年化率は上昇傾向にあり、施設の老朽化が進んでいる一方、③管路更新率は1%を下回っている状況であり、更新ペースの見直しは今後の大きな課題の一つとなっています。法定耐用年数を超えて使用している施設や管路も多いことから計画的な更新や修繕に努め、施設の長寿命化を図っていきます。
全体総括
経常収支比率、料金回収率ともに100%を超えており、現状は健全な経営状態にあるといえますが、高い有形固定資産減価償却率は施設の老朽化が進みつつあることを示しています。今後、昭和40年代に敷設された管路の更新時期が集中して到来するため、計画的な更新がより必要となってきます。また、人口減少による料金収入低下と老朽施設の更新ニーズの高まりにより、将来的に経営状態が急速に悪化することも考えられるため、水需要の見通しなども考慮し、施設・管路の計画的な更新や修繕に努めるとともに、それらに係る財源の確保を着実に行い、中長期的視点での事業運営を行っていくことが必要となります。
経営状況
収支構造
総額5.0億円
総額3.4億円