事業・施設概要
| 都道府県 | 和歌山県 | 経営主体 | 上富田町 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A6 | 行政区域内人口 | 15,507人 |
| 現在給水人口 | 15,460人 | 給水区域面積 | 5,737ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率は近年、上昇傾向にあり、100%を超える水準で推移しているため、経営は安定していると言えます。②累積欠損金率についてはゼロ%であり、問題ありません。③流動比率は類似団体平均と比較すると低い水準ですが、200%を超えており、当面の資金繰りは問題ない水準です。なお、H26年度に急激に減少しているのは、会計基準改正により一年内に償還予定の企業債を流動負債に計上したことが要因です。④企業債残高対給水収益比率は類似団体平均よりも低く、過度な企業債の発行を抑制している結果と考えられます。ただし、料金収入は減少傾向にあり、今後の更新投資の財源として企業債の発行は避けられないため、将来的に当該指標は高くなっていくことが予想されます。⑤料金回収率は100%を超えていますが、これは⑥給水原価が低いことが要因となっています。⑥給水原価が低いのは、施設設備や管路について法定耐用年数が経過しているものが多いため、減価償却費が少なくなっていることが一因として考えられます。今後の更新投資により減価償却費やその他の設備関連経費が増加することが予想されるため、⑤料金回収率が低くなっていくものと考えられます。⑦施設利用率は類似団体平均より高い水準ですが、年々減少傾向にあり、今後、更新に際しては施設能力の見直しを検討していくことが必要となります。⑧有収率も類似団体平均より高い水準ですが、適切な漏水対策によりさらに改善が必要となります。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率、②管路経年化率はいずれも類似団体平均を超えており、施設や管路の老朽化が相当進んでいる状況です。なお、H28年度に急激に減少しているのは、老朽管路延長のデータ抽出に際し、その定義を見直したことが要因です。一方で、③管路更新率は類似団体と比較して若干高いものの、1%にも満たない水準にあります。法定耐用年数を超えて使用している施設や管路も多いことから、更新投資の時期が集中しないように計画的に更新していく必要があります。
全体総括
現在のところ、経営の健全性・効率性に大きな問題は無いものの、老朽化した施設設備や管路の更新についてはまだまだ低い水準にあります。今後、更に、人口減少による料金収入の減少が進み、老朽化施設の更新が必要となれば、経営状態が急速に悪化することも懸念されます。今後は、将来の水需要なども考慮した適切な更新計画を策定し、中長期的な視点での事業運営を行っていく必要があります。
経営状況
収支構造
総額5.0億円
総額3.4億円