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地域において担っている役割君津医療圏の基幹・中核病院として、がん、脳卒中及び心筋梗塞等の心血管疾患等に対する高度専門医療並びに救急、周産期、小児、災害、新興感染症等の採算性の確保が難しく、民間医療機関による提供が困難な医療を担っている。また、地域包括ケアシステムの構築に向けて、近隣医療機関との連携を図り、地域の医療水準の維持・向上に努めている。 |
経常収支比率医業収支比率修正医業収支比率累積欠損金比率病床利用率入院患者1人1日当たり収益外来患者1人1日当たり収益職員給与費対医業収益比率材料費対医業収益比率 |
経営の健全性・効率性について病院の本業である医業活動による収支(修正医業収支比率)は、収支改善の取組を行ったものの、新型コロナウイルス感染拡大による病床利用率の低下等の影響で、前年度比で1.9ポイント低下した。しかしながら、経営の健全性を示す経常収支比率は、コロナ関連補助金等の財政支援もあり、101.3%と健全経営の水準とされる100%を上回った。 |
有形固定資産減価償却率器械備品減価償却率1床当たり有形固定資産 |
老朽化の状況について有形固定資産減価償却率が類似病院平均値を大きく上回っているのは、建設から19年が経過し、建物附属設備の経年劣化による影響が類似病院よりも進んでいるからである。また、器械備品減価償却率が類似病院平均値を上回っているのは、支出抑制のために医療器械の更新時期を先延ばしにしている影響の表れである。 |
全体総括収益面では、DPC入院期間の最適化やクリニカルパスの見直し等、効率的な病床運用に取り組んだ結果、平均在院日数が短縮し、患者1人1日当たり収益が向上した。しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大・長期化による患者減の影響等によって、病床利用率は低下している。今後は、効率的な病床運用に加えて、地域の医療需要等を分析することで、病床再編についての検討を実施していく。費用面では、医薬品及び診療材料の価格交渉や共同購入等の取組を行い支出抑制に努めた。引き続き、地域に必要とされる医療を提供していくために、経営強化プラン及び中期経営計画に基づき、安定した経営の確保、医業収支比率の向上に向けた取組を推進する。老朽化への対応については、「君津中央病院企業団中長期維持保全計画」の内容を精査し、費用の抑制及び平準化を図りながら、現有施設の長寿命化に努める。 |
出典:
経営比較分析表
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