事業・施設概要
| 都道府県 | 群馬県 | 経営主体 | 前橋市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 農業集落排水 |
| 会計適用区分 | 法非適用 | 類似団体区分 | F1 |
| 行政区域内人口 | 332,063人 | 現在処理区域内人口 | 28,161人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 23,673人 | 現在処理区域面積 | 1,510ha |
| 晴天時現在処理能力 | 12,911m³/日 | 下水管布設延長 | 378km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率は100%を割っている状態が続いている。収入からみると、使用料収入は微増傾向にあるものの、料金体系を公共下水道使用料と同じに設定しているために、小さな処理施設を多く抱える農業集落排水事業の経費を使用料等、収入だけではまかなえないのが現状である。一方、支出に関しては、⑥汚水処理原価は維持管理経費を抑えているものの、施設の老朽化もあり、これ以上の経費削減は難しい状況となっている。④企業債残高対事業規模比率は、現状、平均値よりも低いが、今後は処理施設の老朽化に対応するため、更新工事を計画的に実施していく必要があることから、比率の悪化が懸念される。⑤経費回収率は、維持管理経費等の削減によりやや改善傾向にあるが、今後老朽化した施設の改修費が増えることから、回収率の低下が見込まれる。⑦施設利用率は、昨年度に比べ微減であることから、今後は処理施設の統廃合の検討を含め利用率の向上を図っていく必要がある。⑧水洗化率については微増傾向であり、水質保全や使用料収入の増加につなげるためにも、引き続き取組を進めていく必要がある。
老朽化の状況について
前橋市の農業集落排水事業は昭和54年に最初の施設が供用開始となり、その後も処理区域を拡大させ、さらに市町村合併により施設数が増えたことから、現在、処理施設は19施設に及び、供用開始後40年以上経過した施設が1施設、30年以上経過した施設が4施設、20年以上経過した施設が8施設、10年以上経過した施設が6施設あり、機械電気設備の更新は急務となっている。今後、統廃合計画や最適化構想等を反映させ適切な時期に維持・改修工事を行いたい。
全体総括
物価上昇や電気料金の高騰により、経費回収率の改善は困難な状況にあるため、収入の確保、支出の抑制がより一層求められている。収入については、使用料で汚水処理費をまかなえる料金設定となっていないこと、今後は老朽化した施設の改修費が増えることから、従来の未接続者だけでなく、新たな受益者を取り込むなど、今まで以上に使用料を増やす努力が必要である。支出については、公共下水道や流域下水道への接続、処理施設の統廃合の検討や老朽化した管渠の更生を進めることにより、施設数の半減を長期的な目標として経費の削減に努めることが必要である。また、地方公営企業法を適用し令和5年4月から企業会計へ移行するため、貸借対照表等の財務諸表を注視し、経営状況に応じた投資・財政計画の策定を進めている。
経営状況
収支構造
総額7.6億円
総額4.1億円