事業・施設概要
| 都道府県 | 北海道 | 経営主体 | 幌延町 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 簡易水道事業 | 会計適用区分 | 法非適用 |
| 類似団体区分 | D4 | 行政区域内人口 | 2,208人 |
| 現在給水人口 | 1,788人 | 給水区域面積 | 362ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
収益的収支比率については、100%に近い数値であり類似団体と比較して高い数値であるが、過疎化等による人口の減少に伴い、料金収入の減少が予想される。また、支出については、既に費用削減に努めており、これ以上の削減は難しい。企業債残高対給水収益比率は、類似団体と比較して低水準で推移しているが、今後の施設更新に伴い企業債残高の増加が見込まれる。料金回収率については、類似団体と比較して高い数値であるものの100%を下回っている状態であり、今後も経営の効率化に努める必要がある。施設利用率については、事業計画の変更(事業統合による)により対前年から減少となった。今後の水需要や人口動態によって、施設規模の見直しを含めた効率的な事業運営の検討が必要である。有収率は、類似団体と比較しても高い水準を維持していることから、引き続き適切な維持管理を行う必要がある。
老朽化の状況について
施設整備については、企業債残高が少額であることや、高水準の料金回収率、安価な給水原価であることを踏まえると、施設や管路の更新を積極的に行ってこなかった経過がある。そのため、施設の老朽化が進んでおり、耐用年数を経過した施設においては計画的に整備する必要がある。また、道路工事に伴う支障水道管については、道路工事がなく更新できていない管路が多数存在する。施設整備を行った場合、給水コストの増大は避けることができないため、財源の確保にはさらなる検討が必要となる。
全体総括
本町の簡易水道事業は、類似団体と比較し経営面での数値は安定している。しかし、人口減少に伴う料金収入の減少が予想され、さらに老朽化が進む施設更新を行う必要があることから、これまで以上に経営の健全化・効率化を図っていく必要がある。料金収入の面では、一定期間で料金設定の見直しを図り、必要に応じて改定を行ってきている。現在の料金設定は平均的な金額であると思われるが、健全経営のために今後も料金改定の検討は必要である。検討にあたっては、住民への負担増加を考慮し、慎重に判断したうえで、周知や理解の徹底を図る必要がある。小人口の自治体では、独立採算制による経営を行うことは困難であるが、少しでも一般会計繰入金を縮減し、より健全な経営を行うことが重要である。
経営状況
収支構造
総額5,048.9万円
総額3,943.4万円