天草市:天草市立牛深市民病院
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43:熊本県
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天草市:天草市立牛深市民病院
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経営比較分析表(2020年度)
地域において担っている役割
牛深地域における初期医療・救急医療・急性期医療及び慢性期医療を担っている。牛深地域の他医療機関が実施していない小児医療を実施している。天草南部地域で唯一の人工透析医療を実施。市の健診や予防接種、事業所健診等を実施。看護専門学校の実習生の受入れ。牛深地域の他医療機関では受入れていない新型コロナウイルス感染症の入院患者の受入れ。新型コロナウイルス感染症に係る検体検査を天草検査センターとして管内医療機関から受入れている。
経営の健全性・効率性について
経常収支及び医業収支ともに改善の傾向にあったが、令和2年度は、新型コロナウイルス感染症の影響により医業収支比率が大きく落ち込んでいる。しかしながら、同感染症関連の補助金等により経常収支比率は黒字に転じている。患者1人1日当たり収益は、地域包括ケア入院医療管理料の届出等により、平均値を下回っているものの僅かではあるが上昇が続いている。職員給与費比率は67%前後で推移していたが、令和2年度は新型コロナウイルス感染症の影響による患者数の大幅な減少で上昇している。
老朽化の状況について
有形固定資産減価償却率は、築19年を経過していることから、建物附属設備や機器備品の減価償却の終了に伴い、平均値を上回っているが、令和2年度に空調設備や回診用Ⅹ線装置、ガス滅菌装置等の改修・更新を行った。器械備品減価償却率は、建設時から更新していない器機備品が多いことから、平均値を上回った状況が続いている。令和3・4年度で自動火災報知設備やナースコール設備等の付帯設備、全自動化学発光酵素免疫測定装置やX線TVシステム、オートクレーブ等の機器備品の改修・更新を計画している。
全体総括
地域に救急医療や小児医療、透析医療を担う他の医療機関はなく、地域医療において当院の果たすべき役割も大きいことから、現在の診療体制と病院機能を継続することは必要不可欠である。一方で、立地条件では天草下島の最南端という厳しい状況にあることから、引き続き常勤医師の確保に努める。経営改善については、令和2年度末に地域医療構想や人口の推移を踏まえ病床数を削減したことから、入院基本料等の見直し、規模に合わせた診療体制の確保や経営改善等のほか、経費節減等にも引き続き取り組むこととしている。