天草市:末端給水事業
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天草市:末端給水事業
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経営比較分析表(2021年度)
経営の健全性・効率性について
経常収支比率は100%、流動比率は200%を上回っており短期債務に対する支払い能力は問題ないと考える。しかしながら類似団体の平均を下回っている。また、地理的条件や人口減少により給水原価が割高になっており、施設利用率、料金回収率、有収率についても類似団体の平均を大きく下回っている。特に有収率は、直近2か年はさらに低下している。今後は、施設の有効活用を図り、有収率を上げ料金収入に反映する対策を行っていく必要がある。併せて料金改定も視野に検討していく必要がある。資金の不足分については一般会計からの繰入金で補っている状況である。
老朽化の状況について
簡易水道事業の統合による資産の増加に伴い、減価償却率、経年化率はともに上昇していくなか、管路の更新は進んでいない状況である。今後更新時期を迎える資産は確実に増加していくため、漏水調査や施設の適正な維持管理により、施設の長寿命化を図る必要がある。また管路の更新投資を増やしていく必要があるが投資額を平準化しながら効果的な更新に取り組む必要がある。※本紙グラフの「管路経年化率」の令和2年度は、減少しているが、決算統計時の報告数値の誤りのためによるものであり、実際は23.8%。
全体総括
給水人口の減少により収益の減少が見込まれる一方、施設の老朽化が進んでいくことから、施設の維持管理費、更新費用等が増大し、経営の健全性・効率性を悪化させることが予測される。施設利用率についても、地理的に給水区域が広く管路も長いため、類似団体の平均を大きく下回っているため、今後は、既存施設の統廃合等により維持管理費を削減し、経営戦略に策定した投資・財政計画に基づき、計画的な投資や適正な財源確保を図っていくことが重要である。