熊本県:こころの医療センター

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2019年度)

地域において担っている役割

民間精神科病院等では対応が困難な患者の最終的な受け皿になるとともに、精神疾患と結核の合併症患者を受け入れる等、県内精神科医療のセーフティーネット機能としての役割を担っている。また、発達障がいを含む児童・思春期医療については、県内の専門医療機関や専門医が不足していることから、専門外来や入院施設を開設するなど診療体制を強化している。

経営の健全性・効率性について

①経常収支比率、②医業収支比率:令和元年度は、退職給付引当金を増額したことにより、前年度数値を下回った。③累積欠損金比率:減債積立金を取り崩したことにより累積欠損金が解消した。④病床利用率:50%程度となっているが、稼働病床数ベースでは70%弱である。⑤、⑥入院、外来の患者1人1日当たり収益:平均値より低く、診療単価の最適化を図る必要がある。⑦職員給与費対医業収支比率:令和元年度は、退職給付引当金を増額したことにより、悪化した。

老朽化の状況について

当院は、平成9年の新病院開設以来、約20年を経過している。①有形固定資産減価償却率:施設及び設備については、今後老朽化が予想されるため、施設全体を対象とした施設改修計画に基づき、計画的な施設・設備の改修・更新を行う。②器械備品減価償却率:80%前後で推移しており機器の老朽化が進んでいるため、計画的な機器の更新等を行う。③1床当たり有形固定資産:全国平均を上回っているが、設備投資を抑制しつつ必要な更新は継続していく。

全体総括

経営は順調に推移している。今後も平成30年3月に策定した「第3次中期経営計画」に基づき、経営の改善を図るとともに、適切な精神科医療を実現するため、健全な経常収支を維持・継続する。また、民間精神科病院等では対応が困難な患者の最終的な受け皿になる等、県内精神科医療のセーフティーネット機能としての役割を果たすとともに、患者の地域移行支援や児童・思春期医療の推進を図っていく。

類似団体【9】

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