41:佐賀県
>>>
唐津市:小規模集合排水処理
簡易水道事業
末端給水事業
公共下水道
特定環境保全公共下水道
農業集落排水
漁業集落排水
小規模集合排水処理
特定地域生活排水処理
唐津市民病院きたはた
国民宿舎虹の松原ホテル
工業用水道事業
2023年度
2022年度
2021年度
2020年度
2019年度
2018年度
2017年度
2016年度
2015年度
2014年度
経常収支比率収益的収支比率累積欠損金比率流動比率経費回収率汚水処理原価施設利用率水洗化率 |
経営の健全性・効率性について①経常収支比率については、100%を達成しており、②累積欠損金比率や③流動比率、④企業債残高対事業規模比率は類似団体平均値と比べて良い状況となっている。これらの数値では類似団体と比べて健全性があるように見える。しかし、⑤経費回収率は非常に低い数値となっており、類似団体平均値と比較しても大きく下回っている。これは、離島の集落である特性から維持管理費が嵩んでいることや、普及促進するため供用開始当初から下水道使用料を低廉に抑えてきたこと、地域間格差を生じさせないように集落排水使用料の設定を公共下水道と同額としていることが要因である。改善するには下水道使用料の改定が必要と考えている。⑥汚水処理原価については平均よりも高くなっているが、⑧水洗化率が100%を達成しているものの、処理区域内の人口増加が見込めず使用水量が伸びないことや、経年劣化による設備修繕が増加していることなどが要因である。⑦施設利用率は人口増加による改善が見込めないため、施設の更新時には適切な施設規模へのダウンサイジングを検討する必要がある。 |
有形固定資産減価償却率管渠老朽化率管渠改善率 |
老朽化の状況について小規模集合排水処理は、平成9年度に供用を開始し、約24年が経過している状況である。法定耐用年数(50年)を経過している管渠は存在しないため、管渠更新等は進んでいない。今後も施設の適正な管理を行うとともに、経年劣化による不具合(機器修繕及び管路の破損等)が生じた場合は、修繕等により随時対応していくこととしている。 |
全体総括下水道事業の運営にあたり、一般会計からの繰入金により賄っている状況である。経費の健全性等を確保するには、下水道使用料の見直しによる経費回収率の向上が必要不可欠である。今後も経費回収率の向上と使用者の適正な負担を踏まえて、概ね5年ごとに改定を検討する。また適切な規模の施設に更新し、汚水処理費の削減に取り組むことが必要だと考えている。 |
本ウェブサイトは、地方公共団体の財政に関するオープンデータのうち再利用困難なものを収集・整理し、
日本の経済学・財政学・情報技術の発展をめざして公表する場です。またオープンサイエンスの意味合いも含みます。
原典は、以下の資料です。参照先として(澁谷英樹「地方財政ダッシュボード」、(https://shibutani.org)
)もご記載ください。
| 「財政状況資料集」 | 「経営比較分析表」 | 「統一的な基準による財務書類に関する情報」 |
© 2019- 地方財政ダッシュボード | 🔗澁谷 英樹 (researchmap) | 🏫澁谷 英樹 (南山大学)