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指定団体等の指定状況
財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
人口の推移
産業構造
財政比較分析表(2020年度)
財政力
財政力指数の分析欄
0.65となり、類似団体平均(0.90)を下回っている。行政経営推進プランに掲げた定員管理の適正化を図るとともに、スクラップ・アンド・ビルドの促進により、限られた財源を市民ニーズ等を反映した重点施策に優先的に配分し、より一層の取捨選択を行っている。今後も自主的・安定的な財政基盤を確立するため、産業振興や定住促進の推進により、基幹収入である市税収入の確保に努め、加えて全国的に高い水準にある市税収納率の更なる向上を図るとともに、引き続き効果的・効率的な行財政経営に向けて、人件費・物件費の抑制を図る。
財政構造の弾力性
経常収支比率の分析欄
94.1%となり、類似団体平均(92.0%)を上回っているため、人件費、物件費、公債費については、更なる効率化を図り、財政力指数の項目で示した取組みを推進し、経常収支比率の上昇を抑制する。
人件費・物件費等の状況
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
122,813円となり、類似団体平均(118,080円)を上回っている。今後は今まで以上に市有施設管理業務への指定管理者制度導入や徹底した事務事業の見直しによる経費の節減を行っていく。
給与水準(国との比較)
ラスパイレス指数の分析欄
98.9となり、類似団体平均(99.7)を下回っている。今後も、給与については、国や他の地方公共団体及び地域の民間企業の給与水準を考慮しながら適正化に努めるとともに、定員管理の適正化や退職勧奨の実施により人件費の抑制に努める。
定員管理の状況
人口1,000人当たり職員数の分析欄
6.23人となり、類似団体平均(6.41人)を下回っている。今後も、事務事業の見直し、民間委託、人員の適正配置等により、計画的な職員管理に努める。
公債費負担の状況
実質公債費比率の分析欄
1.7%となり、類似団体平均(3.5%)を下回っている。今後も、普通建設事業等の見直しや、交付税算入等を考慮した財政的に有利な地方債を選択した借入を行う等の取組を継続する。
将来負担の状況
将来負担比率の分析欄
引き続き負担無しとなり、類似団体内で最も健全な数値となっている。今後も、公債費等義務的経費の削減を中心とする行財政改革を進め、財政の健全化に努める。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2020年度)
人件費
人件費の分析欄
24.0%となり、類似団体平均(26.6%)を下回っている。今後も計画的な職員の適正配置を図り、職員給与の適正化に努める。
物件費
物件費の分析欄
12.5%となり、類似団体平均(16.3%)を大きく下回っている。これは、市有施設管理業務への指定管理者制度導入や徹底した事務事業の見直しによる経費の節減等による効果であり、今後も適正な行財政運営を図る。
扶助費
扶助費の分析欄
15.4%となり、類似団体平均(12.9%)を上回っている。これは、介護給付費・訓練等給付費や認定こども園施設型給付費等の増が主な要因である。
その他
その他の分析欄
その他については、15.4%であり、類似団体平均(13.1%)を上回っている。これは、維持補修費について、廃棄物処理事業を一部事務組合等の広域行政運営ではなく、直営にて運営(一部地区を除く。)していることによるものである。今後も施設の効率的な運営により経費削減を図る。
補助費等
補助費等の分析欄
補助費等については、経年的に類似団体平均を上回っているが、これは、消防事務等の行政サービスを一部事務組合で運営しており、これらに対する負担金が発生するためなどである。
公債費
公債費の分析欄
16.5%となり、類似団体平均(13.5%)を上回っている。これは近年の小中学校等の耐震補強に係る義務教育施設整備事業等の増が主な要因である。
公債費以外
公債費以外の分析欄
公債費以外で見た場合、77.6%であり、類似団体平均(78.5%)を下回っている。今後も行政経営推進プランで示した目標を達成すべく、計画的な行財政運営を図り、財政の健全性を確保し、経常収支比率の改善に努める。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2020年度)
目的別歳出の分析欄
総務費は、住民一人当たり148,903円となっており、類似団体平均139,184円を上回っている。これは本庁舎立体駐車場整備事業、ふるさと納税推進事業の増等が主な要因である。民生費は、住民一人当たり175,880円となっており、類似団体平均148,560円を上回っている。これは児童福祉費のうち認定こども園施設型給付費、障害児通所支援事業費の増等が主な要因である。教育費は、住民一人当たり59,431円となっており、類似団体平均45,734円を上回っている。これは小学校大規模改造事業の増が主な要因である。災害復旧費は、住民一人当たり6,737円となっており、類似団体平均681円を大きく上回っている。これは、豪雨等に伴う災害復旧に係る経費の増に伴うものである。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2020年度)
性質別歳出の分析欄
歳出決算総額は、住民一人当たり565,299円となっている。主な構成項目である人件費は、住民一人当たり65,987円となっており、類似団体平均62,432円を上回っていることから、今後も計画的な職員の適正配置を図り、職員給与の適正化に努める。普通建設事業費は、住民一人当たり59,428円となっており、類似団体平均43,261円を上回っている。これは耕種作物共同利用施設整備事業や小学校大規模改造事業の増等が主な要因である。扶助費は、住民一人当たり129,673円となっており、類似団体平均94,622円を上回っている。これは介護給付費・訓練等給付費や認定こども園施設型給付費等の増等が主な要因である。補助費等は、住民一人当たり153,456円となっており、類似団体平均140,447円を上回っている。これは、消防事務等の行政サービスを一部事務組合で運営しており、これらに対する負担金が発生するためである。
実質収支比率等に係る経年分析(2020年度)
分析欄財源調整として、財政調整基金を1,089百万円取崩したことから、実質単年度収支の比率は-0.30%となった。
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連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2020年度)
分析欄国民健康保険特別会計については、平成30年度の国保広域化に向けて繰入金及び県の貸付金により平成29年度に累積赤字を解消し、平成30年度以降黒字に転じたことなどから、連結実質黒字額は増加した。
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実質公債費比率(分子)の構造(2020年度)
分析欄公営企業債の元利償還金に対する繰入金の減少等に伴い、分子については、前年度比38百万円減の714百万円となり、実質公債費比率は減少した。
分析欄:減債基金満期一括償還地方債は発行していない。
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将来負担比率(分子)の構造(2020年度)
分析欄充当可能財源等については、財政調整基金、減債基金等の充当可能基金が減少している。これらにより、分子については、前年度比5,045百万円の増となったものの、5,489百万円の減となり、昨年度に引き続き将来負担比率は負担無しとなった。
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基金残高に係る経年分析(2020年度)
基金残高合計
基金全体
(増減理由)財政調整基金に約6億5千万円積み立てた一方、財政調整のための財源として約10億9千万円取り崩したことと、合併振興基金を約11億円取り崩したこと等により基金全体としては約18億2千万円の減となった。(今後の方針)公共施設の老朽化・耐震化に伴う改修経費の増加、国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会の開催等に加え、合併推進事業債の発行期限終了により、財政状況が一段と厳しくなることが予想されるため、基金調整の明確なルール化を図り、計画的な運用を行っていく。
財政調整基金
財政調整基金
(増減理由)・令和2年度末残高は63.8億円であり、財政調整のための財源として取り崩したことにより約4.3億円の減。・平成19年度の二次合併以来、将来的な普通交付税の合併算定替えによる特例措置の段階的縮減に伴い、財政運営が厳しくなることを見据え、財政調整基金を計画的に積み立ててきており、近年はその分を取り崩している状況である。(今後の方針)普通交付税の合併算定替えによる特例措置の段階的縮減は令和2年度で終了したが、今後も公共施設の老朽化・耐震化に伴う改修経費の増加や国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会の開催等に加え、合併推進事業債の発行期限終了に伴い、厳しい財政運営が続く見込みであるが、災害対応等の緊急的な予算措置に対応できるよう、定員管理の適正化を図るとともに、スクラップ・アンド・ビルドの促進により、限られた財源を市民ニーズ等を反映した重点施策に優先的に配分するなど、取り崩しが過大とならないよう計画的な運用を行う。
減債基金
減債基金
(増減理由)令和2年度末残高は約60.2億円であり、合併特例債償還分の取り崩し等による減。(今後の方針)合併特例債償還分の取り崩しや臨時財政対策債の発行額の高止まり等により、今後も減少していく見込みであるが、財政調整基金と合わせて一定の金額を維持できるように計画的な運用を行う。
その他特定目的基金
その他特定目的基金
(基金の使途)・合併振興基金:市民の連携の強化及び一体感の醸成並びに本市の振興を図る事業の資金に充てるため・地域福祉基金:本市の在宅福祉事業、ボランティア活動事業、健康・生きがいづくり事業その他の地域福祉の充実に寄与する事業の資金に充てるため・ふるさと応援基金:佐賀市を心のふるさととして応援する者等から寄せられる寄附金を、佐賀市がより良いふるさとであり続けるための事業の資金に充てるため・公共用施設建設基金:公共用施設の建設資金に充てるため・廃棄物処理建設基金:廃棄物処理施設の建設資金に充てるため(増減理由)・合併振興基金:新型コロナウイルス感染症対応のための事業継続支援事業分の取り崩しによる減・ふるさと応援基金:ふるさと納税の増加による増(今後の方針)ふるさと応援基金については、ふるさと納税による寄附により今後も増加する見込みであるため、計画的な運用を行う。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2020年度)
有形固定資産減価償却率
有形固定資産減価償却率の分析欄
有形固定資産減価償却率は類似団体平均と同程度の水準にあるが、増加傾向にあるため、資産の取得からの期間が長くなり、老朽化が進んでいると考えられる。平成29年に策定した公共施設等総合管理計画をもとに、今後も老朽化した施設の集約化・複合化等に取り組んでいき、改善に努めていく。
(参考)債務償還比率
債務償還比率の分析欄
債務償還比率は減少傾向である類似団体平均と異なり、年々、増加傾向にある。これは、平成17年と平成19年の市町村合併に係る、交付税措置率が高い起債である合併特例事業債の新規発行の増加が大きな要因である。令和2年度に比率が減少したことについては、経常一般歳入のうち地方消費税交付金が前年度に比べて増加したこと等が大きな要因である。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
将来負担比率はH24年度以降0%以下のため該当なしとなっているが、これは基金や今後交付される地方交付税等の額が、将来負担すべき負債残高の額を上回っているためである。また、有形固定資産減価償却率は上昇傾向にあることから、施設等の資産の老朽化が進んでいると考えられる。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
将来負担比率はH24以降該当なしであり、これは基金や今後交付される地方交付税等の額が、将来負担すべき負債残高の額を上回っているためである。また実質公債費比率もH23以降低下傾向であり、これは標準税収入額等の増加等によるものである。前年度からの減少については、特に地方消費税交付金の増加が大きな要因である。
施設類型別ストック情報分析表①(2020年度)
施設情報の分析欄
類似団体と比較して特に有形固定資産減価償却率が高くなっている施設は、福祉施設、道路であり、特に低くなっている施設は、消防施設、学校施設である。福祉施設については、施設の老朽化が年々進んでいるため、公共施設等総合管理計画に基づいて計画的に施設総量の最適化等を進めていくことで改善に努める。道路については、個別施設修繕計画(長寿命化計画)を基に定期的(5年毎)に老朽化した道路の舗装補修を行っているが、類似団体と比較して山間部等の道路も多くあるため、高い水準にあると考えられる。消防施設については、令和2年度に消防局の建て替えを行ったため、前年度から大きく減少している。学校施設については、平成23年12月に見直した耐震事業計画をもとに、校舎の耐震補強・大規模改造を行っているため、低い水準で推移している。
施設類型別ストック情報分析表②(2020年度)
施設情報の分析欄
市町村施設類型別ストック情報分析表①と同内容
財務書類に関する情報①(2020年度)
1.資産・負債の状況
一般会計においては負債総額が前年度末から1,222百万円の増加(+1.1%)となった。金額の変動が大きいものは1年内償還予定地方債(流動負債)であり、令和2年度に以前起債した地方債を低利のものへ借り換えを行ったこと等による一時的な増加(300百万円)である。
2.行政コストの状況
一般会計等において、経常経費は120,829百万円となり、前年度比28,676百万円の増加(+31.1%)となった。そのうち人件費等の業務費用は45,220百万円、補助金や社会保障給付等の移転費用は75,610百万円であり、移転費用の方が業務費用よりも多い。最も金額が大きいのは補助金等(49,737百万円、前年度比+25,852百万円)、次いで社会保障給付(19,441百万円、前年度比+112百万円)であり、移転費用は純行政コストの63.1%を占めている。今後の高齢化の進展等により、移転費の増加が見込まれるため、事業の見直しや介護予防の推進等により経費の抑制に努める。
3.純資産変動の状況
一般会計等においては税収等の財源(113,898百万円)が純行政コスト(119,693百万円)を下回っており、本年度差額は△5,794百万円となり、純資産残高は4,656百万円の減少となった。税収等は昨年度と比べて1,826百万円の増加となったが、経営経費のうち、移転費用についても26,017百万円の増加となった。市税の徴収業務の強化等により税収等のさらなる増加に努める。
4.資金収支の状況
一般会計等においては、業務活動収支は3,176百万円であったが、投資活動収支については、春日小大規模改造等が終了したことから、△3,466百万円となっている。財務活動収支については、地方債の発行額が地方債償還支出を上回ったことから1,116百万円となっており、本年度末資金残高は前年度から826百万円増加し、3,018百万円となった。
財務書類に関する情報②(2020年度)
1.資産の状況
住民一人当たり資産額は、合併前に旧市町毎に整備した公共施設があるため、保有する施設数が非合併団体よりも多いが、老朽化した施設が多く、前年度末に比べて0.9万円減少し、類似団体平均を下回った。将来の公共施設等の修繕や更新等に係る財政負担を軽減するため、公共施設等の集約化・複合化を進めるなどにより、施設保有量の適正化に取り組む。
2.資産と負債の比率
純資産比率は類似団体平均を下回っているが、負債の大半を占めているのは、地方交付税の不足を補うために特例的に発行している臨時財政対策債である。(社会資本等形成に係る将来世代の負担の程度を示す)将来世代負担比率は、類似団体平均を上回っており、前年度と比べて0.8%増加している。新規に発行する地方債の抑制を行うなど、地方債残高を圧縮し、将来世代の負担の減少に勤める。
3.行政コストの状況
住民一人当たり行政コストは類似団体を上回っており、また、昨年度に比べても増加している。社会保障給付が増加傾向にあり、今後も高齢化の進展等によりこの傾向が続くことが予想されるため、事業の見直しや介護予防の推進等により経費の抑制に努める。
4.負債の状況
基礎的財政収支は、基金の取崩収入及び基金積立支出を除いた投資活動収支の赤字分が業務活動収支の黒字分を上回ったため、△1,643百万円となっている。投資活動収支が赤字になっているのは、地方債を発行して小学校大規模改造事業等の必要な整備を行ったためである。
5.受益者負担の状況
受益者負担比率は類似団体を下回っており、行政サービスに対する直接的な負担の割合は比較的低くなっている。経常費用は、昨年度から25百万円増加しており、業務費用、移転費用ともに増加している。
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